庭に生い茂る雑草。
何度抜いても生えてくる繁殖力。
そのままにしておくと庭がジャングルになるので、毎年多くの時間を草抜きに使っています。
こんな思いされた事ありますか?
入居から8年ですが、毎年、草取り。年々草の量が増えています。
しかし、もう手におえません。雑草を取りきる事は不可能。
入居時は、子供が砂遊びするかなと思い、土の庭で良いだろうと考えていました。
土を掘りかえして山をつくったり、庭を走りまわったり、オモチャを埋めたりしているうちは、雑草が余り生えませんでした。
しかし、子供達が庭で遊ばなくなると、雑草の生える範囲が庭全体に急拡大したのです。
雑草がすくすく育つようになり、いつの間にか雑草だらけです。
という事で、少しずつ庭もDIYを始めました。
庭の現状を把握
我が家の現状は、入居してから数年間の観察により分かったことがあります。
- 水捌けが悪い (土地の問題)
- 日当たりはあまり良くない(環境の問題)
- 手入れにムラがある (人の問題)
結論として、「植物がよく枯れる」というのは断言できるところです。
水捌けの悪さと、日当たりのためか、苔が生えやすい場所もあります。
忙しいと、水やりや追肥などを忘れがちで、枯れる寸前で気がつき、もう手遅れなんてことは日常茶飯事。
芝生を青々と維持するのも大変だなと実感しています。
以上のことを考慮して、庭づくりを進めて行きます。
枕木の選定
枕木といっても、材質、色、大きさなど、色々な違いがあります。
天然枕木にするか、コンクリート製の枕木にするかを考えましょう。
天然枕木とコンクリート製枕木の違い
天然枕木 | コンクリート製枕木 | |
質感 | 良い | 普通(人工的な木目) |
耐久性(条件で変わる) | 20〜30年 | 半永久的 |
値段 | 高い | 安い |
注意点 | 腐食・虫害に弱い | 薄いので割れることあり |
我が家は、水捌けが悪く、腐る可能性が非常に高いことを考えコンクリート製にしました。
メンテが少なく、安価なのがコンクリート製枕木のメリットです。
店によって置いている商品が違うので、模様や色、値段も考え一番気に入ったものを選びましょう。
枕木のレイアウトを考える
枕木のDIYを始めて思ったのが、「枕木を敷こうにもイメージがわかない」ということ。
初めは、地面に線を書いてレイアウトを考えていました。
しかし、まったく実感がわきません。
実際に並べて見ないと、何枚いるかわからない。
分からない事だらけだったので、とりあえず枕木を4枚購入しました。
4枚の枕木を使い、アーチ型にしてみたり。
斜めに並べてみたり。
縦に並べてみたり。
縦と横をまぜてみたり。
色々試してみました。
実際に枕木を並べてみるとイメージが湧きます。
枕木の並べ方が決まったら、必要な枚数を考えます。
枕木の必要な枚数の決め方(参考)
- 仮購入した枕木を並べる
- 枕木の間隔を決める
- 枕木の形を地面に転写(小枝などで線を引く)
- 一枚ずつ移動させ必要な枚数を決める
我が家は、長さ違いを間に入れランダムにします。
庭に『枕木を敷く』方法
コンクリート製の枕木の設置
1.枕木を敷きたい場所に仮置きする(レイアウトを決める)
2.地面に、スコップの先や木の枝で枕木の形を罫書く
3.一度枕木を移動させ、枕木の罫書き線より少し大きめに土をすき取る
地面から枕木をどれくらい出すかによって、深さは変わります。
深くすき取っておいて、実際に枕木を置いて高さを確認しながら、土を戻して調整しました。
枕木の寸法より大きめに土をすき取る
ギリギリの大きさで土をすき取ると、枕木を設置するときに端の土が崩れます。
崩れた土が枕木の下に入り込みガタガタと安定しなくなります。
4.すき取りが完了したら、表面の土を平らにならし足踏みなどで地面を固める
普通なら砕石を敷くのでしょうが、砕石なしでそのまま枕木を施工しました。
枕木を置いて、枕木の上でそっと足踏みしても踏み固められます。
5.枕木を置いた後、足で踏んでグラつきを確認
グラグラする場合は、枕木をそっと外し、土の凸凹を見ます。凸の土をすいたり凹に土を足したりして安定するまで調整します。
水平器を使ってみましたが、枕木の表面がガタガタなのであまり当てになりません。
枕木の裏面も真っ直ぐな面ではない為、枕木に合わせた調整が必要です。
下地が凸凹のまま枕木を強く踏むと、コンクリート製の枕木は割れてしまいます。
空手の瓦割りみたいに、裏側に下地のない場所を強く踏んだらピキッとヒビが入ったり、最悪真っ二つに割れます。
ゴムハンマーで叩くぐらいの力で、優しく作業しましょう。
6.枕木が安定したら、周りに土を戻して固めます
シャワーで軽く水をかけると、土が隙間に入り込みます。
土をかける→シャワー→土をかける→シャワー
を繰り返し固めました。
7.全ての枕木が敷けたら完成
子供達に不評『以外な盲点』
庭に、枕木の道が完成です。
雑草の生えにくい、かわいい庭に一歩前進。
最初は若干のグラつきが残っていた枕木ですが、日が経つごとにしっかりと固定されてきました。
「雨降って地固まる」というやつです。
子供達がジャンプして歩いたり、「けんけんパッ」と遊んでも枕木が動いたり割れたりすることはありません。
一つ考えていなかったのが、自転車のことです。
子供達が、庭に自転車を止めに乗り入れるとき、枕木の歩道が障害物になるのです。
庭の入り口に敷いた、枕木のガタガタ道。段差があり、自転車のタイヤがちょうど枕木と枕木の間にハマるのです。
娘は自転車で通過中に、バランスを崩して何回かこけてしましました
ここ通りにくい〜
うまく通れんのっ
と怒っていました。ごめんよ〜そこまで考えてなかったよ。
「ここは自転車を降りて、押して通ろう。」と新しいルールができました。
こんな失敗を感じる部分もありますが、かわいい庭に近づき満足です。
徐々に理想の庭へ仕上げます。