雑草は最強です。
そんな雑草が庭をいっぱいに広がり、なかなか手入れできずに悩んでいませんか?
そんな方にオススメなのが、人工芝を使った雑草対策DIYです。
手軽にきれいな庭を作ることができ、手入れの手間も大幅に軽減できます。
ただし、ちょいちょい雑草が生えるのは我慢して抜きしましょう。
雑草は最強です。隙あらば生えてきます。
今回は、雑草対策の人工芝DIYの方法やメリットをご紹介します。
人工芝を使った雑草対策のメリット

雑草に悩んでいる方にとって、庭の雑草対策は重要な課題です。人工芝の導入は、雑草対策の一つの手段として注目されています。
まずは、人工芝のDIYによる雑草対策のメリットとデメリットについてご紹介します。人工芝を使った雑草対策のメリットはたくさんあります。
人工芝のメリット
・手入れが簡単
天然の芝と違い、 芝刈りや肥料やりなどのメンテナンスが不要です。天然芝の場合は手入れが難しく、我が家は数年で芝生から雑草地帯へと変化しました。
・美しい景観
一年中美しい緑の景観を楽しむことができます。人工芝は枯れることもなく、冬に茶色い庭になることはありません。冬でもきれいな緑色を楽しめます。
・雑草が生えにくい
正しく施工すれば雑草が生えにくく、庭の景観を保ちやすいです。隙間からは雑草が生えちゃいます。
・虫が少ない
雑草や土が少ないため、虫が出にくくなります。
・清潔
泥や土で汚れず、雨の後でも清潔に遊ぶことができます。人工芝を敷いてすぐは、はだしでも歩けます。
・日当たりの悪い場所にも設置可能
人工芝は成長しない為、日光が少ない場所でも問題なく使用できます。
人工芝の施工は思ったより簡単でした。我が家は、雑草とコケの生える裏庭に人工芝を施工しました。かなり見た目がよくなりました。
雑草とコケまみれの時期が長かったので、清潔感が増したと断言できます。
人工芝のデメリット
・初期費用が高い
人工芝の本体費用や施工費用がかかります。業者に見積もってもらいましたが「なんでこんなに高いんや」ってなりました。
・季節感がない
一年中同じ緑色なので、季節の変化を感じにくいです。季節感が大切という方には向かないと思います。ただ、緑の芝に雪という普段見られない組み合わせを楽しむこともできます。
・耐用年数がある
8~10年ほどで交換が必要です。年数が経過すると劣化してしまいます。そのたびに張り替えの手間、ごみ捨ての手間が発生してしまいます。ただ、年間を通して世話をする天然芝より楽だと個人的には思います。
・熱に弱い
高温になると溶ける可能性があり。庭でバーベキューをする際は注意が必要です。高温になるコンロ付近には、耐熱シートを準備するなど対策が必要になります。天然芝と違い、溶けたりしたダメージは交換しないと再生しません。
・芝の毛が寝る
長期間使用すると芝の毛が寝てしまうことがあります。フサフサ感のない、ベターっとした芝になります。見た目が残念な感じになります。
対策として、ブラッシングすればフサフサ感がでます。コレでダメならドライヤーを使いましょう。熱をくわえることで、芝が立ちやすくなります。
外構のお店で見積もりをとりましたが、高いっ。職人の人件費は仕方ないと思うけど・・・
費用を抑えるならDIYしかありません。材料費のみだとかなり安く施工できます。
今回のDIY施工範囲を業者に見積もってもらったのがこちらです↓↓↓
工事名 | 数量 | 単位 | 金額(円) | |
人工芝 | 真砂土搬入・プレート掛け | 24 | ㎡ | 60,000 |
人工芝 | 2 | 本 | 27,000 | |
防草シート張り | 24 | ㎡ | 36,000 | |
人工芝張り | 24 | ㎡ | 84,000 | |
見切りLアングル | 2 | m | 6,000 |
人工芝を敷くのに20万オーバーよ。高いよね。
これなら自分でやるわ。となりました。
人工芝の選び方

人工芝は庭やベランダを美しく保つための便利なアイテムです。しかし、どの種類を選べばいいのか迷うことがありますよね。そこで、人工芝の主な特徴について解説します。
大切なのは、ご自身の優先順位を決めることです。
私は「耐年数、値段、見た目、除草シート不要、無駄なく敷けるサイズ」を重視して選びました。
人工芝の設置方法のちがい
人工芝には大きく分けて2種類のタイプがあります。
・ジョイントタイプ
ジョイントタイプは、小さな四角形のパネルを組み合わせて設置するタイプです。小スペースで部分的な使用に適しています。ベランダなど。
・ロールタイプ
ロールタイプは広い場所に敷くのに向いています。人工芝を敷きたいスペースに合わせて、幅や長さを選択できます。カットも簡単にでき、複雑な形状をした庭でも敷くことが出来ます。
庭のDIYなら、ロールタイプ一択です。
人工芝の耐用年数
人工芝の耐用年数は10年が一般的です。
しかし、製品によっては安価で2~3年のものもあります。かと思えば、少し高価で10~20年のものもあるのです。
これは、購入時には確認したい項目です。安く長い期間使用できるものがあれば良いのですが、両方を納得させるものはないでしょう。
葛藤がありましたが、10年のメンテナンス不要を選択しました。価格より耐久年数をとりました。
色や形状
色はリアルな緑色から、明るい夏色、カラフルな色まで様々な色があります。お好みの色を選べます。
付加機能 UV加工による劣化防止や、抗菌・静電気防止・遮熱など、追加された機能を持つ製品もあります。
人工芝を選ぶ際は、設置場所や用途に合わせて、素材やデザイン、機能性などを総合的に検討することが大切です。 ぜひ、自分にぴったりの人工芝を見つけてください。
芝の形状も様々です。クリンプ型、フラット型、V型、C型、W型、ダイヤモンド型があります。それぞれに特徴がありますが、触って選択することをオススメします。言葉で聞くのと、実際に触ってみるのは違います。ホームセンターなどで体感してみてください。
人工芝の敷き方|施工実績

我が家の施工工程を紹介します。
DIYの参考にしていただければと思います。
1.計測と材料購入
まずは、人工芝を施工したい庭を計測します。
まっすぐな庭なら、縦横をメジャーで測ります。形状がいびつなら計算するか予測をたてましょう。
計測をもとに、いちばん無駄なく敷ける人工芝を選択します。
私の場合、耐年数・サイズ・手触り・値段・防草シート不要という条件を満たしたものをホームセンターで購入しました。
ホームセンターで購入する場合は、条件を満たす物は選ぶほどありませんので即決できます。
2. 庭の整地を行う

まずは庭の整地を行いましょう。草や雑草をざっくり取り除き、地面を整えます。
この時、水はけを良くするために地面を傾斜にします。雨水桝に向けて傾斜をつければ、水はけの改善につながります。
人工芝の施工後は傾斜をつけることが出来ません。
地面に凸凹があると人工芝で見えなくはなりますが、躓いたり、雨水がたまるので整地は必須と言えます。
DIYで人工芝を施工して後悔しないためには大事なポイントです。
長めの木材があれば、トンボのように土をならせて簡単に整地できます。
整地に関しては、人工芝の前段階でレンガを施工したのでこちらを参考にしてください。

3. 地面に人工芝を敷く
地面に人工芝を敷きます。人工芝はロール状になっているので、必要な長さにカットして敷き詰めます。
ポイントは、いかに無駄なく敷き詰めるかを計算すること。
施工前の計算した使用量と実際のギャップはありますが、最善を考えましょう。
①ロールを転がしカットなしで大きく敷く

人工芝のロールを無駄なカットなく敷くには、敷きやすい面から施工していきま す。形状を変更するカットはなしで、長さ方向のカットだけで敷き終えるのがベストです。
②障害物はカッターナイフで切り込みを入れ通す

今回は、パーゴラ用の束石部分をカットして施工しています。
束石の端面まで人工芝を敷いて、束石のサイズ分の×をペンでケガキます。
カッターナイフでケガキに沿って切り込みを入れます。
束石の上からかぶせるように人工芝を敷きます。

最後に不要な部分をカッターナイフでカットします。
③壁側は折り目をつけてカットする

庭の形が四角形でない場合は、壁面に合わせたカットが必要になります。
とりあえずは真っすぐに人工芝を敷いて、壁面に合わせて折ります。
この折り目に合わせてカッターナイフでカットすると良い感じに仕上がります。
④歩いても動かないようにピンで固定する

人工芝は地表に置かれたシートなので、簡単にめくれるし、ズレます。
この悩みを解消するのがピン止めです。
重ね部や、一定の間隔でピン止めします。
人工芝用の緑色のピンがあるのでコチラを購入しましょう。
除草シート用の黒いピンを使用すると目立つので、人工芝用を使いましょう。
作業は簡単で、固定したい位置にピンを打ち込むだけです。
ピンが奥まで打ち込めない場所がある!!
庭の外構時のセメントや大きな石、家の配管など庭の地中には様々な障害物が埋まっています。人工芝を固定するためにピンを打つのですが、障害物に当たり打ち込むことが出来ない場所が多数存在します。
この場合は、あきらめて違う場所を固定しましょう。少し位置を変えるだけでピンを打ち込めることもあります。
⑤完成
異形の庭ですが上手く人工芝を敷くことができました。
レンガとの境目も、カッターナイフでカットしました。

芝は同じ向きで敷く!
上の写真のように(右端)、芝の向きを縦横で変えてしまうと芝の色合いが変わります。人工芝は同じ向きで敷いた方が見た目がよくなります。
人工芝を敷き終えての感想です。ロールをいかに無駄なく使うか・・・これが難しい。
長さだけカットするなら簡単です。
複雑な形状にカットするには経験が必要かと感じました。
庭のDIY|まとめ

人工芝を使った雑草対策のDIYは、手軽にきれいな庭を作ることができる方法です。
雑草対策だけでなく、一年中美しい庭を楽しめます。
ぜひ、雑草対策のために人工芝DIYを試してみてください。きれいな庭で快適な時間を過ごすことができるでしょう。
ただし、複雑な形にカットする場合は失敗のリスクありです。
一度カットすると元に戻らないので慎重に作業しましょう。
失敗例↓↓↓

複雑な形です。なんとなく人工芝をカットすると、土が見えちゃいます。
土が見えていると、雑草が生えます。
でも・・・修正できませんでした。
まー失敗はあれど、作業の難易度は低いです。
庭の形が異形でなく、人工芝をまっすぐ敷いてカットするだけならDIYで十分です。
業者に依頼すると高額になるので、自分でやってみてもいんじゃないかな。
信じられない方は、一度は業者に見積もってもらいましょう。見積もりは無料でした。
庭の状態や追加作業の有無によって費用が変わることもあります。
見積もりを見てから、自分でDIYするか決断するのもありです。
さぁ、Let‘s try!!