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上海で隔離生活を体験|ホテルの様子と持参してよかったもの

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コロナの中、中国へ渡航される方へ。

中国では入国後に、14日間の隔離措置および7日間の健康観察が行われています。(状況により変更されるので最新情報をご確認ください

出張で渡航されても隔離期間が必要な為、長期の出張になります。

中国に入国後の隔離21日
日本に帰国後の隔離14日
合計35日

上記表のように、隔離期間だけで35日。一ヶ月を超えてしまいます。

その中で、心配になるのは中国での隔離ではないでしょうか?

実際の体験から、少しでも隔離生活の準備に役立ててもらえればと思います。

集中隔離のホテル〜ホテルは選べません〜

中国に入国後、バスで集中隔離のホテルへ移動します。

隔離先のホテルは選べません。

空港の手続き完了後に、10人程度集まったらバスへ移動し出発します。

私がホテルへ到着し、チェックインの手続きに時間がかかっていても、後続のバスが到着することはありませんでした

各ホテルに、1日の人数が割り当てられているのだと思います。

気になる『ホテルの内装』

私の宿泊した隔離ホテルの部屋は、とても広くリラックスできました。

一面が窓になっていて、カーテンを開けると外の景色を見ることもできます。

陽の光が差し込み、窓を開ければ風が入るので気分転換になりました。

隔離ホテルの中には、外の景色が見えないホテルもあるようです。

部屋の入り口側に、スーツケースを2つ置いても余裕の広さがありました。

1つのスーツケースを、開いたまま置いても余裕です。

トイレとお風呂(シャワー)はガラスのドアで仕切られています。

一人で14日過ごすのには十分な部屋です。

ホテルの料金は次の通りです。

  • 部屋の料金は、250元/日
  • 食事が一日3食で、100元/日

部屋代と食事で、350元/日ということになります。

初日のご飯がカップ麺ということもあり、合計で4865元でした。

支払いは宿泊4日目ぐらいにWeChatで連絡がきました。

料金は前払いです。

できるだけWeChatかアリペイで支払うべきですが、どの様にしますか?

そんな払い方は、分からんわーい。

現金でお願いします。

と、いう感じでチャットしてみると、隔離終了後の検疫証明書を受け取るときに可能ということでした。

現金を多めに持っていくか、アリペイやWeChatで支払える環境(代理に支払ってもらう)をつくっておきましょう。

隔離ホテルで支給されるもの

隔離ホテルでは、ルームサービスは一切ありません。

到着後、部屋に入ると台の上に黒い袋と、24本入りの水が置かれていました。

この黒い袋の中に入っていたものは。

  • バスタオル=1枚
  • フェイスタオル=1枚
  • トイレットペーパー=2ロール
  • ティッシュペーパー=2個
  • アメニティー=1セット
  • スリッパ=2足
  • シーツ=1式
  • ゴミ袋=たくさん

シーツは予備が入っているのかと思いきや、ベットをみると布団や枕にシーツがついていない。

ここまでセルフなのかと、ビックリしました。

シーツが1セットということは、1つのベットはシーツなしです。

荷物置きか、気にならなければ運動用に利用しましょう。

アメニティーは、トラベルセットの様な感じで入っていました。

好みがあると思うので一概には言えませんが、持ってくるのを忘れても大丈夫だと思います。

問題なのは、タオルが大小1枚ずつしかありませんでした

14日間で追加支給はありません。タオルは、乾かして使わないといけません。

初めての中国出張で困ることを書いた記事があります。久しぶりに中国へ渡航される方もよかったら参考にしてください。

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隔離生活の食事

隔離中は部屋から出ることなく、食事を受け取ります。

食事以外の時間にドアを開けるとブザーがなっていました。

食事の受け取り方と返し方

食事は決められた時間に、部屋のドアの前に設置してある机に置いてくれます。

置くときにドアをノックをしてくれるのですが、音が小さくてわからないこともあります。

ここで大事なのは、ホテルチェックイン時にもらった紙です。

全て、この用紙に説明が書かれています

中国語で書かれているので、Google翻訳などを利用し理解しましょう。

私が宿泊したホテルは、朝8時・昼11時30分・夜17時30分でした。

ノックが聞こえなくても、この時間にドアを開けると食事が置いてありました。

食事が終わると、配膳されていたところに戻します。

捨てたいゴミの袋があれば、ゴミ袋を廊下の床面において置くと、ホテルの方が回収してくれます。

食事内容

食事はお弁当スタイルです。

ご飯、おかず、汁物、デザートになっていました。

毎食違うメニューなので、中国の味付けが大丈夫な方は全く困らないと思います。

朝ごはんだけは、毎日似た感じで、おかゆとパンにゆで卵と漬物でした。

デザートは、ヨーグルト・バナナ・リンゴ・梨・桃と色々でました。

季節的なものなのかわかりませんが、野菜にセロリを使っていることが多かったので好き嫌いのある方はつらいかもしれません。

朝ごはん・・・パンと卵は毎日ありました。(パンの種類は毎日変わります)

朝はやさしい味の食事です。なぜか、漬物だけは赤くて辛い味付けでした。

パンだけの日もあります。

昼ごはん・・・ご飯、おかず、汁物、フルーツ

おかずは、野菜料理、卵料理、肉や魚料理の組み合わせです。

味付けが嫌いでなければ、十分満足できます。

食事の量が多ければ、フルーツは残しておやつに食べるのもありです。

夜ごはん・・・ご飯、おかず、汁物、ヨーグルト

お昼と同じ感じです。

ヨーグルトはかなり柔らかく、のむヨーグルトみたいな感じです。

個人的には、全く問題なく食事ができました。

中国が初めてという方は、ご飯のお供に「ふりかけ」などを持ってきておいたほうが無難です。

隔離生活に持参したいものを紹介

隔離生活を体験して、実際に持参してよかったものを紹介します。

1.フェイスタオル

  • ホテルから支給されるタオルは、厚手で大きい為、使い勝手が悪い。
  • 洗って乾かす場合は、フェイスタオルが洗いやすく、乾くのも早い。
  • 支給枚数が少ない為、絶対数が足りない。

2.台拭き

  • 部屋の中で、机などの掃除ができない。
  • 食事の際、汁類がこぼれた場合に拭き掃除できない。

3.スリッパ

  • 部屋での移動が楽です。裸足だと消毒のせいなのかベトベトします。
  • 床面はホコリや髪の毛などあり汚い。
  • 支給のスリッパもあるが、履きにくい。

4.暇つぶし

  • とにかく時間があります。時間を有意義に使えるものが必要です。

5.運動グッズ

  • 意識して動かないと、運動不足間違いなしです。
  • 省スペースで使えるものが良い

私は暇つぶし以外をDAISOで揃えました。旅の前にお店に行ってみると何か発見があるかもしれません。

下着や毎日着る部屋着は、速乾性のものを選びましょう。乾きやすいのが一番です。

暇つぶし対策について、まとめた記事を書いてます。よかったら参考にしてください。

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隔離生活中の健康観察

隔離期間中は、待機していればよいというわけではありません。

健康観察と検査があります。

体温測定

隔離中は、決まった時間帯に体温測定があります。

1日に2回体温測定が必要になります。

私が宿泊したホテルでは、午前9:00~11:00、午後13:00~16:00の間に体温測定がありました。

ノックをされたらドアを開け、待っているとスタッフがきます。

額でピッと体温を測り、測定終了。

聞いた話ですが、自身で体温を測定してWeChatで送信するホテルもあるようです。

宿泊するホテルのルールを確認しましょう。

核酸検査

宿泊中も、核酸検査がありました。

前日に、ホテルからWeChatで連絡がきます。

手順に従って核酸検査の登録を済ませてください。

登録完了後に、QRコードをスクリーンショットして送ってください。

ダメな場合は、お名前、性別、生年月日、証明書番号、電話番号を送ってください。

私たちが登録してあげます。

さっそく手順通りにやってみましたが、実名認証ができずに、まったく先に進めませんでした。

電話番号でも、パスポートでもうまくいかず断念。

素直に甘えて、チャットで必要な情報を送信しました。

すると「OK」と返事がきます。

翌日は、核酸検査を受診できました。

よく起こる問題なので、最初から文章に書いているのでしょう。

この検査の時も部屋から出ずに、ドアのところに立って綿棒をぐさっとさされます。

ホテルからの連絡は全てWeChatからなので、連絡を見落とさないように注意

隔離を体験して

隔離期間中は、暇な時間と食事さえクリアできれば、なんとかなります。

自分に合った準備を、しっかりしておきましょう。

持っていける物なら、新しい趣味を始めるのもありかもしれません。

何もしない隔離期間は地獄です。

隔離期間中にできる運動をまとめた記事があるので、よかったら参考にしてください。

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少しでも有意義な時間を過ごせる様に、考えて置きましょう。

この記事が、少しでも中国渡航の準備に役立てば幸いです。