ある日、職場で行われたストレスチェックの結果・・・ストレスがC判定となりました。
C判定は、ある程度のストレスがあることを意味しています。
でも、具体的な対処方法やどうすればいいのかよくわかりませんでした・・・。
それから少し時間をおいて、産業医から面談の連絡がありました。
不安な気持ちもありましたが、私は産業医との面談を申し込むことにしたのです。
しかし、産業医との面談を受けるとなると・・・その当日までは、ちょっと気が重たい。
何を話せばいいのか、どんな質問が出てくるのか、どんなアドバイスがもらえるのか、不安でいっぱいでした。
数年前にストレスチェックでC判定になった際、産業医面談で状況がとくに変わることはなかったのですが、話すことで少し気が楽になったのを思い出しました。
一応、産業医は私たちの味方です。会社側ではありません。
産業医は専門的な知識と経験を持っており、私たちの健康をサポートするために存在しています。
面談の相手にもよるのでしょうが、話しやすさがあります。聞き上手です。
産業医は私たちの話を聞いて、適切なアドバイスや支援策を提案してくれるでしょう。
面談では、素直にストレスの原因について話すことが大切です。
仕事の問題や人間関係の悩み、プライベートな事情など、何でも話してください。
悩みを隠すと、何も前進しません。
産業医は信頼できる第三者であり、私たちの個人情報を適切に守ってくれます。
また、面談中にはストレスの緩和や予防についても話されるでしょう。
例えば、適度な運動や休息、ストレス発散法などを提案されることがあります。
少しでもストレスの緩和になることは、生活に取り入れるようにしましょう。
そして何よりも大切なのは、この面談が私たちの気持ちを楽にすることです。
ストレスを抱えることは誰にでも起こりうることです。「自分が特別なんだ」ということはありません。
普段、誰にも相談できないことを話すだけで心がちょっとだけ楽になります。
では、実際に産業医との面談を2回経験したサラリーマンが、面談の実態について具体的にお話ししていきましょう。
面談の進行や質問内容、そしてもらえるアドバイスについて、詳しくご紹介します。
ストレスチェックの導入
ストレスチェックは、近年注目を浴びている健康管理の手法です。
その歴史をたどると、ストレスチェックが導入される前の時代には、ストレスが原因とされるさまざまな症状や問題が存在していました。
しかし、それらの問題に対する解決策は限られており、多くの人々が苦しんでいたのです。
ストレスチェックの導入により、メンタルヘルス不調を未然に防ぎ職場環境改善への期待が高まっています。
ストレスチェックを知る
ストレスチェックは、近年注目されている心の健康状態を測り、ストレスの具体的な状況や原因を把握するための手法です。
これにより、ストレスを抱える人々の状況を客観的に把握し、適切な対策を講じることが可能になります。
人々の生活がますます忙しくなり、ストレスが増えている現代社会において、ストレスチェックは非常に重要な手段となっています。
また、ストレスチェックは、ストレスの予防や早期発見にも役立つとされています。
労働者の心の健康状態を把握するための検査なのです。
労働者が長期間にわたって高いストレスを抱えている場合、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、企業や組織が労働者のストレス状況を把握し、必要な支援を提供するためにストレスチェックを導入しているのです。
ストレスチェックでは、一般的にアンケート形式で実施されます。
労働者は自己評価をすることで、自身のストレスレベルやストレス要因についての情報を提供します。
また、ストレスチェックの結果は個人情報として取り扱われ、匿名性が保たれることが重要です。
C判定
ストレスチェックの結果は、「A判定」「B判定」「C判定」「未評価」という4つのカテゴリに分類されます。
C判定は、高いストレスレベルを示しています。
C判定を受けた場合、企業や組織は労働者に対して適切なサポートを行うことが求められます。
具体的な対策としては、産業医面談の実施があります。
C判定を受けた労働者は、特にストレスによる健康への影響を受けている可能性が高いとされます。
C判定のプレッシャー
C判定を受けた場合、ストレスを抱えていることを認識し、対策を取るために一歩前進したと言えるでしょう。
C判定を受けたことで、自分のストレスが高いことを再認識することになります。
これにより、さらなるプレッシャーや焦りを感じることもあるでしょう。
自分が高ストレス者であることを自覚すると、何かしらの対策をしなければならないというプレッシャーが生まれます。
このプレッシャーが、さらにストレスを増大させることもあるのです。
しかし、C判定を受けたからといって焦る必要はありません。
ストレスチェックで得られる結果はあくまで目安であり、診断書としての意味合いはありません。
産業医面談とは
産業医面談は、労働者と産業医の間で行われる個別の面談です。
C判定を受けた労働者は、産業医による面談を受けることが推奨されます。
C判定後に産業医から面談の有無について連絡がきます。「有」を選ぶと産業医面談です。「無」を選ぶと何もなく終了します。
この面談では、労働者のストレス要因や健康状態についての詳細な情報を収集し、必要な支援や対策を提案することが目的となります。
自分のストレス状況や職場の問題を正直に話さなければなりません。
他の人に自分の弱点や悩みを打ち明けることは、心理的に負担を感じる場合もあるでしょう。
産業医は、労働者との信頼関係を築きながら、適切なアドバイスやカウンセリングを行ってくれます。
また、労働者が抱える問題や悩みに対しても耳を傾け、適切な解決策を提する案ことが求められます。
産業医面談の必要性
高ストレス者に対しては、産業医面談が必要とされます。
産業医面談は、ストレスによる健康被害の予防や早期発見を目的としたものであり、労働者の健康状態を把握し、ストレスの原因や対策についてのアドバイスを行います。
また、産業医は労働環境の改善や労働者の健康管理にも関与し、より良い労働環境の実現を目指します。
産業医面談の流れ
産業医面談は、以下のような流れで行われます。
1. 予約 まずは、産業医面談の予約をします。予約は、企業内の担当者や人事部と連絡を取り合って行います。
2. 面談 面談当日、産業医との面談が行われます。面談は、個室や相談室など、プライバシーが守られた場所で行われます。
3. 相談内容の共有 面談後、産業医は相談内容を企業側と共有することがあります。しかし、個人情報の保護のため、相談内容は秘密厳守されます。
4. 労働環境の改善 産業医は相談内容をもとに、労働環境の改善策を提案します。これにより、ストレスの軽減や心の健康状態の改善が図られます。
産業医面談の目的は、以下のようなものがあります。
- ストレスの原因を特定し、改善策を見つけること
- 労働環境の改善を提案すること
- 心の健康状態の改善を支援すること
産業医面談が公になってしまうと、職場内での評価や人間関係にも影響を及ぼす可能性があります。
このような状況下での面談は、さらなるストレスを生じさせることもあるでしょう。
しかし、このようなデメリットにも関わらず産業医面談を受けることで、自分のストレス状況に向き合い、解決策を見つけることができるかもしれません。
産業医面談の実態 ｜体験談
産業医面談は、個別の労働者と産業医の間で行われる対話の場です。
面談では、労働者が抱えるストレスの状況や問題を産業医に相談することができます。
産業医はそれを踏まえて適切なアドバイスや対策を提案し、労働者のストレス軽減や健康促進に向けた具体的な支援を行います。
今回の産業医面談の内容を紹介します。
私の悩み：出張が多いのに（拘束時間）、収入が少ない
産業医との面談の流れ
- 社内の担当者と人目につかない応接室で集合
- PCを使用して、webで産業医面談
- 社内の担当者と談話
流れは、こんな感じでした。
産業医面談は、やはり当たり障りない感じでした。
悩みを聞く→悩みを深堀する→解決策を探す→内容的に解決の糸口が見つからない→会社への報告に書きたいことを聞く
産業医にできること
会社の制度にかかわることは、産業医には変える力がありません。
休職や残業規制、就業場所の変更などの措置を実施することはできるようです。
産業医面談がその後に影響を与えるかは、抱える悩みによります。
「会社の制度に対する不満」からストレスを抱えている場合、産業医との話し合いはあまり意味がありません。
「仕事量が多くて休めない。」「仕事を家に持ち帰り、サービス残業をしている。」「会社に出社しようとすると体調が悪くなる。」など、休職や残業規制を望む方には心強いサポーターになってくれます。
私の場合：産業医面談は悩みをダァーと話しておわる感じですが、やっぱり話すだけでも少し気が楽になります。
何と言っても聞き上手です。話に反応してくれます。アドバイスをくれます。
自分の悩みを打ち明けながら、頭の中が整理される感じもしました。
一人で、もんもんと考え、負のスパイラルに陥っていたのかもしれません。
この頭の中の整理だけでも、面談の価値はあるのかもしれません。
社内の担当者との面談
面談には続きがあります。私の場合は特殊なのかもしれませんが、産業医面談の終了後に社内の担当の方と談話したのです。
担当の方は、社外から派遣されている産業医さんです。
産業医面談は、社内担当の方が同席していました。ですから、ストレスの内容を把握しています。
その流れから「企業を変えることは難しいし変わらない。自分で稼ぐようにしたら？」と副業禁止の企業ではありえないトークに発展しました。
「私も派遣という立場なので期限がある。主となる収益を得るために個人でのビジネスを考えているの。」とのことでした。
そこからは、副業で稼ぐ方法を職種の違う2人が意見を出し合いながら話し合ったのです。
メチャクチャおもしろい時間でした。
最終的には、「お互い、企業に頼らない新しい収入源をつくろう。」ということで終わりました。
この談話が、自分のストレスに対する一番の解決策になりそうです。
産業医面談後の不安
産業医面談を終えると、面談後の不安感が生じることもあります。
面談で話し合った内容がどのように扱われ、どのような対策が取られるのか、不透明な部分が多いことが不安の一因となります。
また、面談の結果や対策が自分の思っていたものと異なる場合、不満や不安を感じることもあるでしょう。
さらに、面談が終わった後も、C判定を受けたことによるプレッシャーや緊張感は続くことがあります。
自分のストレスが高いという自覚があるため、職場での評価や将来のキャリアに対する不安が生じることも考えられます。
気が楽になる産業医面談｜面談から変わることもある
ストレスチェックに引っかかった人にとって、産業医面談は重要な機会となります。
面談を通じて自身のストレス要因や問題点を明確化し、適切な対策や支援を得ることで、気持ちを楽にすることができます。
産業医の専門的な知識や経験を活用し、労働者自身が健康な働き方を見つける手助けをしてもらいましょう。
産業医面談では、労働環境の改善を求めることができます。
ストレスの原因や改善策を提案し、より良い労働環境を作り上げることが目指されます。
産業医面談は、高ストレス者にとって気が楽になる機会です。
自分のストレスレベルを把握し、適切なケアを受けるために、産業医面談を活用してみてはいかがでしょうか。
より健康で充実した働き方を実現しましょう。
さらに、産業医面談を通じて他の人との々交流や意見交換の機会もあります。
同じようなストレスを抱えた人々との交流は、あなたにとって大きな支えとなるでしょう。
ストレスチェックの結果がC判定でも、気が楽になることができるのです。
ぜひ、産業医面談を受けて、あなた自身のストレスを軽減し、より健康的な生活を送る道を見つけてください。
ストレスチェックC判定｜産業医面談で気が楽になる方法｜まとめ
今回の記事では、ストレスチェックに引っかかった人へ向けて、高ストレス者の面談の実態についてお伝えしました。
ストレスチェックは、現代社会において悩みや困りごとを抱える人々にとって、重要な指標となっています。
C判定を受けた方々は、その結果によって産業医との面談の機会を得ることができます。
この面談は、あなたの心のケアをするための貴重な機会です。
産業医との面談では、あなたの現状や悩みをじっくりと話しましょう。しっかりと、聞いてくれます。
この面談は、あなたが気持ちを吐き出すことや、新たな視点を得ることができる場でもあります。
気が楽になるためには、まずは自分自身のストレスの原因を見極めることが大切です。
そして、それを産業医との面談で共有し、解決策を見つけましょう。
この面談を通じて、あなたは自分自身と向き合い、心のケアをすることができるのです。
そして、産業医からのアドバイスや提案を実践してみることも重要です。
自分なりに工夫をしながら、ストレスを軽減する方法を見つけていきましょう。
少しずつ気が楽になることを実感していただけるはずです。
ストレスチェックに引っかかったことは、決してマイナスではありません。
むしろ、あなたの心の健康を考える一歩と捉え、チャンスと考えることができます。
面談を通じて、あなたは自分自身のことをより深く理解し、成長することができるのです。
最後に、ストレスチェックに引っかかった人々へ伝えたいことがあります。
それは、あなたは一人ではないということです。この世界には多くの人々が同じような悩みを抱えています。
そして、あなたと同じように産業医と面談を通じて、心のケアをしている人々も存在します。
あなたは強い人間です。過去の経験や困難を乗り越えてきた証です。
今回のストレスチェックに引かっかっても、あなたは必ずその壁を乗り越えることができるのです。
心配なことや悩みがあるときは、産業医や信頼できる人に相談することも大切です。一人で抱え込まずに、周りの人々の支えを受けながら、心のケアをしていきましょう。
ストレスチェックに引っかかったからこそ、あなたは自分自身と向き合い、成長することができるのです。
あなたは強く、そして素晴らしい存在です。
今回の記事が、少しでもあなたの気持ちを楽にする一助となれば幸いです。
どうか自分自身を大切にして、心のケアに努めてください。 お元気でいてください。
