海外に渡航する前の準備は大切です。
ただ、何が必要になるかなんてわかりません。
私は、初めての海外出張は中国でした。
この記事では私が、中国出張を体験して困ったことを紹介しています。
もし、出張で中国に行くことになったら役立てて下さい。
中国に渡航歴のある方は、知っていることばかりだと思います。
復習程度にご覧ください。
日本と違ったところ『形の違うコンセント』
日本からの長い移動の末、ホテルに到着しました。
ゆっくり落ち着くはずのホテルタイム。
ホテルでホット一息ついて、充電でもしとこうかな〜と思ったその時です。
?これは一体なんだ・・・。
コンセントの形が違う。
もしかして日本製は使えないのか?
日本と中国ではコンセントの形が違います。
見慣れてないものを見ると、心配になります。
あっ。よく見ると、ここならさせそうだ。
はっ。携帯がボンッてなったらどうしよう。
初めての渡航時は、分からないことだらけで全てが不安になってしまいます。
中国のコンセント形状
結論から言うと、日本のプラグは中国のコンセントに使えます。
中国のコンセント形状は、7種類ほどあります。
日本と同じAタイプと、O2タイプのコンセントがメインで使われています。
コンセントを見ると、穴の形が違うため分かりにくいかもしれません。
日本と同じAタイプが使われているため、基本は変換プラグは中国では必要ないです。
万が一、地方のホテルに宿泊することがあるなら、変換プラグを持って行っておけば良いと思います。
中国では、何が起こるか分かりません。コンセントにAタイプのないホテルに当たる可能性も0ではないでしょう。
備えあれば憂いなしです。
変換プラグはこんなもの
コンセントの形がAタイプでない場合に、Aタイプが使えるようにコンセントの形を変えるもの。(写真はO2→A)
組み合わせを変えることで、世界で使われている8種類のコンセント形状に対応できる。(購入する品によります)
中国のコンセント電圧
電圧 | 周波数 | |
日本 | 100V | 西日本60Hz,東日本50Hz |
中国 | 220V | 50Hz |
日本の電圧100Vに対して、中国の電圧は220Vです。
日本の電化製品の使用時には、変圧器が必要になります。
しかし、日本で製造された電化製品の中にも、そのまま使用できる製品が多くあります。
スマホ、シェーバー、タブレット、パソコンなど、出張時に持ち歩く機器の多くは、変圧器の必要がないものがほとんどです。
製品内部に変圧器が内蔵されているため、電圧を自動で変換してくれます。
確認方法
ACアダプターの「定格入力 or INPUT or 入力」の項目確認。(製品で表記が違います)
100~240Vと表示してあれば、そのまま使用できる。
海外渡航の準備をする際に、海外に持って行ってそのまま使用できるものか確認しておきましょう。
必要に応じて、変圧器の購入を検討しましょう。
変圧器はこんなもの
- ダウントランス・・・高い電圧から低い電圧に変換する
- アップトランス・・・低い電圧から高い電圧に変換する
- アップ/ダウントランス・・・電圧の上げ・下げ両方ができる
変圧器を使用すると、電圧を電気製品にあった電圧に変換して、製品の破損を防ぎ、支障なく使用できる。(電力容量は製品で異なる)
電力容量はW(ワット)or VA(ボルトアンペア)があります。
この電力容量を超える家電製品は使用できません。
日本と違った「Wi-Fi接続」(私が泊まったホテルの場合)
海外のホテルについて、すぐ使いたいのがインターネットです。
日本の感覚でいた私は、中国のホテルのWi-Fiに接続する方法が分かりませんでした。
日本のビジネスホテル場合
- Wi-FiをONにする
- ホテルのWi-Fiを選択する
- パスワードを入力する
日本の場合は、上記の方法で簡単にWi-Fiに接続できると思います。
中国でも同じと思っていたので、Wi-FiをONにしてパスワードを入力しました。
ここまでは同じでしたが、次に進んだのはホテルの認証ページでした。
認証ページは、すべて中国語です。
1ページ目「電話番号」「検証コード」「確認コードを取得」
2ページ目「部屋番号」「ID番号の下6桁」
と書かれています。パッと見て何がなんやら分かりませんでした。
認証ページの手順
- 2ページ目の「部屋番号」に宿泊している部屋の番号を入力
- 「ID番号の下6桁」にパスポート番号の下6桁を入力
- 1ページ目の「電話番号」に中国で使える携帯電話の番号を入力
- 「確認コードの取得」をタップする(60秒のカウントダウンが始まる)
- 携帯電話にコードが送られてくる
- 「検証コード」に携帯番号に送られきたコードを入力
- 契約、ポリシー、利用規約の同意の□にチェックを入れる
- サインアップする
この手順でサインアップできれば、Wi-Fiと接続できます。
ホテルにより違いもあると思うので、一概には言えません。
③の電話番号は、+81日本の番号では出来ませんでした。中国携帯の番号を登録しましょう。
中国はWi-Fiが繋がってもネット規制が厳しく、Google、YouTube、SNSなどなど日本の日常で利用しているものの多くが閲覧できません。
日本と同じように利用したければ、ポケットWi-Fi、VPN、香港SIMなどを利用する必要があります。
渡航中に香港をシムを使ってみました。よかったら参考にしてください。
失敗から学んだこと
中国で日本と同じような生活をしたい場合は、出発前の準備を万全にする必要があります。
国が違えば、全く生活が異なります。環境が異なります。
自分がどこまでなら耐えられるかを考え、段取りしましょう。
「ネットは絶対いる。」というのであれば、Wi-Fiを借りる準備をしたり、VPNを準備する。
中国携帯がない場合は、会社に交渉してみるのもいいと思います。
しっかり準備して、快適な出張ライフを送りましょう。