今年もやってきましたゴールデンウィーク。
我が家の、恒例行事は「お婆ちゃん家での田植え」です。
私が小学生の頃からの行事なので、かれこれ30年になりますね。ながっ。
爺ちゃん・婆ちゃんは他界してしまいましたが、今は子・孫・ひ孫が田植えを行なっています。
昔はお米を売っていましたが、今は自分たちが食べる分のみ。
自給自足です。
と言いながら、田植えと稲刈り以外は手伝えていません。
毎年のゴールデンウイークに行う田植えですが、ここから育つお米のおかげで私はお米を買うことがありません。
生活が、めちゃくちゃ助かっています。
人生で数回だけ、お米をもらいに帰ることを忘れ、購入しましたが・・・。
変わりゆく『田植えの現状』
受け継がれる『米作り』
私の家では、お米が主食です。
変わりゆく食生活の中で、しっかり日本の文化を続けています。
では、米作りはどうかというと・・・
我が家系の田植えですが、祖父母が他界して子世代がメインで米作りを行っています。
田植えや稲刈りと人手がいるときは、応援に孫やひ孫たちが駆けつけます。
作業の現状としては、田植え機を1人が操作して、残ったメンバーが直しをして歩くスタイルです。
田植え機が、一度に苗を植えれる量は4列。
残ったメンバーが4列ずつ手直しに入ります。
ずっと腰を曲げた状態になる為、腰が痛くなるやつです。
おまけに、田んぼの中は歩きにくい。結構な重労働です。
田植えきの運転は、数年前までお姉さんが行っていましたが、今はその子供に引き継がれています。
技能伝承ですね。
ただし、水や肥料の管理、害虫や病気の対応などは、会社員の生活がある為なかなか伝承できません。
米作りがいつまで続くかという問題も、そのうち出てきそうです。
田植え体験から『食育』
我が家の子供達も大きくなってきたので、今年は田植えに参戦しました。
我が子は、米をよく食べます。
昔はパンが好きだったけど、小学生になって朝はご飯派。
理由を聞くと、「パンだとすぐにお腹が減るんよね。給食まで長いんよ。」とのことでした。
腹持ちの良さでお米好きに!
では、大好きなお米は、どこからやってくるのか。
現在は、お米がなくなると、おばあちゃん(私の母)にお願いして、お米を持って来てもらっています。
「お米=おばあちゃんが持って来るもの」になってはいけません。
田植えや稲刈りを経験しながら、毎日食べているお米がどのように育ち、食卓までやってくるのかを学び、何か感じてくれればいいな!と思っています。
手伝いといっても、まだ田に足をとられて歩く事ができないので、子供達は川遊び&ティータイムを楽しんでいます。
がんばって、苗の入っていた箱を洗っています・・・
自然体験から学ぶ
祖父母の家は、自然がいっぱいです。
自然っていいですよね。
田んぼに浮いたカエルの卵を見たり、触ったり、すくってみたり。
鳥の鳴き声や、カエルの鳴き声を真似してみたり。
キレイな花を積んでみたり。
子供達は、普段出来ない体験をたくさんします。
小さいときは目が離せないので、田植えどころではなっかったのですが・・・
今では、山に川に田んぼに。足場の悪い道を進めるようになりました。
歩き回るだけで、ちょっとした冒険です。
自然の中で危険を自分で感じるなど、良い経験です。
知らない環境でテンション上がるし、従姉妹と遊べてめちゃくちゃ楽しんでいました。
水を引いている水路で、洗い物を手伝ってくれてるのかな?と見に行くと・・・
ティータイムに余ったお菓子を、ここぞとばかりに隠れて食べていました。
子供って、行動が面白い。
口の周りにお菓子の食べカスつけて、「あっちにカエルがおったんよー」と、かわいい誤魔化しまでしていました。
「せめて口の中を空にして言いなよ」と思いながら、人を騙すようになった我が子の成長を感じました。
田植えで『学び・楽しみ・節約する』
たくさん遊びながら、今年も無事に田植えが終わりました。
今年は8人で手直しに入ったということもあり、いつもより早く植え終わりました。
みんなで集まって、話ししながら田植えするのって楽しいですね。
そして、これで来年分のお米の準備が完了。
天候や病気に左右されますが、すくすく育って、我が家の食卓にきておくれ。
自然の多い環境に生まれてこれた事を幸せに思います。
普段できない、多くの体験ができるから。
お米を作る環境があって、幸せに思います。
みんなで集まりワイワイできるし、自給自足できるから。
この環境を絶やさないように、何ができるかな〜。
これが今後の課題です。