海外へ旅行や出張中に、心配事のひとつがネット環境です。
空港やホテル、一部の飲食店やモールなどでは、無料のWi-Fiが利用できます。
このような環境が広がりつつありますが、中には「無料のWi-Fiはセキュリティーが不安」と思う方もいるのではないでしょうか。
また、無料のWi-Fiが使用できないエリアで
- 旅先でお店や観光地の情報収集がしたい。
- 迷ったので地図で案内してほしい。
- 待ち時間にSNSを利用したい。
- 何が書いてあるか分からないから翻訳したい。
- 翻訳機能を使って、言いたいことを伝えたい。
と思っても、インターネットに接続できなければ快適な海外生活をおくることが出来ません。知らない土地で途方に暮れることもあるでしょう。
旅の醍醐味は、自分の力のみで生き抜く。苦難を乗り越えること。
という方には必要ありませんが、快適な海外生活をおくりたい方には海外SIMをオススメします。
海外SIMカードは、海外でモバイル通信を利用するための渡航先専用のSIMカードです。
アメリカ、中国、韓国、ヨーロッパ、ベトナムなど、渡航先に合わせたSIMカードを購入する必要があります。
販売しているSIMの種類は国、渡航日数、データ量から選択することが出来ます。
SIMカードは、ポケットWi-Fiのように持ち運ぶ必要がありません。荷物が増えたり充電の心配がありません。価格もリーズナブルです。
さらにeSIMを選択すれば、SIMカードの交換も不要になります。
交換が不要ということは、国内通信用のSIMカードを紛失する心配もなくなるわけです。
旅先でも自国で生活するようなネット環境が欲しいという方は、海外渡航にSIMカードが必須です。
SIMカードってなに?

そもそもSIMカードとは
モバイルネットワークへの接続が可能にるICチップ付きのカードです。このICチップには、電話番号や契約情報が登録してあります。スマートフォンなどのデバイスで通話や通信を行うために必要なものです。
スマートフォンの内部に挿入して使用する物理SIMカードのほか、端末にあらかじめ内蔵されていて抜き差し不要なeSIMがあります。
海外SIMカードとは、個人の携帯電話で海外のモバイル回線を利用するために必要なSIMカードのことです。
国ごとにモバイル回線が違うため、渡航先に対応したSIMカードを購入する必要があります。
一般的に、プリペイド式で一定の期間もしくはデータ容量がなくなるまで利用できます。
SIMとは、Subscriber ldentity Module (加入者識別モジュール)の略になります。
海外SIMが購入できる場所

海外SIMは、渡航前に国内で事前に購入することができます。渡航先の言語が喋れるという方は、現地でも購入が可能です。
ネットショッピング
家電量販店のオンラインショッピングやモール型の大型ECサイト、ツアーの予約サイトなどで購入できます。
ネットショッピングを使用すれば、好きな時に手軽に海外SIMを購入できます。購入後は指定場所に郵送されるので販売店へ買いに出かける必要がありません。
ネットショッピングでは店舗のように商品についての質問が出来ないので、口コミ・レビューを比較しながら購入しましょう。
国内の販売店、国際空港の通信会社カウンター
店舗型の販売店でも海外SIMを購入できます。販売店で購入するメリットは、スタッフに商品についての相談や質問ができることです。ネットショッピングで購入しようと思ったけど口コミやレビューでは不安という場合は、対面で相談でき安心です。
ただし、店舗の場合は、ネットショッピングのように商品が豊富ではありません。限られた選択肢の中から購入することになります。
渡航先の販売店
渡航先の空港内の通信会社カウンターや街の通信会社ショップ、コンビニ、ショッピングモールなどでも購入が可能です。
現地の言葉で会話が必要となるため、ハードルは高いです。SIMを購入するまで翻訳機能も使えません。
出国まで時間がなかった。海外SIMを準備していたけど忘れてきた。というときは選択肢のひとつです。
SIMのタイプ SIMカードとeSIMの違い

SIMカードには物理的なカードタイプと、端末に内蔵されていて、オンラインで簡単に設定できるeSIMの2つのタイプがあります。スマホの利用に必要な情報を書き込む役割は同じです。
前提条件として、SIMロックを解除しておく必要があります。
2021年10月1日以降に発売された機種は原則としてSIMロックは解除されています。これより前に購入したスマートフォンの場合は、SIMロック解除の方法を契約中のキャリアに確認してみましょう。
「形態」のちがい
物理SIMカードは、小さなプラスチック製のカードで、携帯電話に挿入されます。これが通信事業者のネットワークに接続され、通信が可能になります。SIMカードにはサイズ(nanoSIM,microSIM,標準SIM)があります。
物理SIMカードを購入数際は、自分のスマホがどのサイズSIMに対応してるか確認する必要があります。すべてのサイズに対応できる物理SIMも販売しています。
eSIMは、物理SIMのようなプラスチック製のカードがありません。電子的なSIM情報がデバイス内に組み込まれています。通信プロファイルはデバイスのメモリやプロセッサ内に保存されます。事前のダウンロードが必要です。
購入後はQRコードを読み込み、設定を変更すれば利用可能になります。
「購入~セッティング」のちがい
物理SIM
物理SIMは、購入後にSIMカードが郵送され指定場所に届きます。発送は、即日から一週間程度と購入するショップにより異なります。
使用方法は、渡航先へ到着後に物理SIMへ切り替えをおこなう必要があります。国内でSIMカードを挿入し立ち上げた場合、現地で利用できない場合があります。
イメージとしては、
飛行機の機内で、目的地へ到着する前にSIMカードを入れ替える
飛行機が、目的地の空港へ着陸後に電源をONにして設定をおこなう。
という感じです。
eSIM
eSIMは、購入後にメールでQRコードが送られてきます。多くの種類を試していませんが、経験上は購入から数分でメールが届きます。
使用方法は、購入後に送られてきたメールからQRコードを読み込みます。指示に従いeSIMをインストールします。渡航する前はSIMを主回線(通常使用しているSIM)を選択しておきます。飛行機が目的地の空港へ着陸後に、使用するSIMをeSIMへ設定変更すれば完了です。
レビュー:実際にSIMとeSIMを使用してみた

仕事で年に何度か海外に行くのですが、そのたびに海外SIMを購入しています。
物理SIMカードとeSIMの両方を使用した経験から、よし悪しをお伝えします。
物理SIMカード
物理SIMカードは、SIMカードを携帯電話本体へ挿入する必要があります。
物理SIMカードのよさ
物理SIMカードのよさは、安心感です。
eSIMが増えてきたのは最近(2024年ぐらい)という認識です。これまでは、通販サイトで「海外SIM」を購入しようとすると表示される多くの商品が物理SIMでした。
「SIMを入れ替えれば、海外でもネット環境を整えられる便利な商品」ということで、物理SIMを長いあいだ利用してきました。
安心感というのは、目に見えるということと(実物が手元にある)、使い慣れていたというところです。
海外でのネット環境が整うということに関しては問題ありません。海外でも、日本にいるような快適なネット利用ができるようになります。
物理SIMカードの悪さ
物理SIMカードはネット環境を整えるということに関しては問題ありません。
ただし、「ちょっとダメだなー」と思う部分が2つあります。
1つ目は、購入から手元に届くまで時間がかかることです。
Amazonのプライム会員なら即日発送で、購入日の翌日には入手できるかもしれません。
それ以外の場合、3~7日程度かかります。在庫がない場合は、もっと長い期間となります。
海外渡航までに余裕があればよいのですが、急ぎの場合は購入しても手元に届くか不安になることもあります。
2つ目は、SIMカードの入れ替えが必要ということです。
飛行機の機内でSIMカードを入れ替える手間があります。また、SIMカードを抜くためのピンが必要になります(SIMと同封のものもある)。
飛行機の狭い座席での作業となるため、携帯電話のカバーを外したり、SIMカードを取り出したり、入れ替えするのが嫌いでした。
たまにSIMカードが落ちてしまうこともあり、狭い座席で「あ~どうしよう。どこに落ちた~」と軽いパニックになることもありました。
また、SIMカードを携帯電話から繰り返し抜き差ししていたためか、国内用のSIMカードの反応が鈍くなってしまいました。(ドコモ、ソフトバンク、auなど、キャリアの通信エリアで圏外になる)
SIMカードの変形や傷、ごみが付いていると、携帯電話本体がSIMカードを読み込めなくなってしまうようです。
私の場合は、電波を拾いにくくなりました。そのため、日本国内でのデータ通信に時間がかかり快適なネット生活ではなくなりました。海外SIMの方がサクサク動きます。
eSIM
eSIMの存在は知っていましたが、私がeSIMを使用したのは2025年になってからです。
中国用のeSIMを購入しました。購入のきっかけは、渡航までに時間がなかった為です。
初めてのeSIMということで「インストールして、設定があってなんか難しそう。」という苦手意識が先行しましたが、海外SIMなしでの中国渡航は無理と考え購入することに。
eSIMを利用してよかったこと
初めてeSIMを利用しましたが、便利な商品だと実感しました。時代の変化を感じました。
eSIMのよさ
- 購入から手元に届くまでの時間ロスがない。
- 物理SIMを交換する手間がない。
- 設定方法が簡単。
eSIMを実際に購入したのは「VOYAGEEの海外トラベルSIM」です。
購入から手元に届くまでのスピードが、物理SIMカードとまったく違うのです。
サイトからeSIMを購入。すると、数分でe-mailが届きます。
郵送という待ち時間がありません。
前段取りとりて、メールのQRコードを読み込み、eSIMをアクティベート(有効化)すると渡航準備完了です。(物理SIMカードの場合:飛行機の機内でSIMカードを入れ替える作業)
物理SIMと比べ、購入から手元に届くまでが、めちゃくちゃ早いと感じました。
当初は不安だった「インストールして、設定があって」という部分も簡単でした。
説明の通りに「許可する」や「続ける」をタップするだけの簡単な作業です。
国内用の物理SIMカードを紛失する心配や、傷や変形で使用できなくなる心配もありません。
正直言って便利です。
海外SIMまとめ

海外で快適なネット生活をおくるためには、海外SIMが必須です。
無料のWi-Fiも普及していますが、いつでも、どこでも利用できるわけではありません。
移動や観光中に「ちょっとルート調べたい。翻訳したい。」となったとき、そのエリアにWi-Fiがない、Wi-Fiにつながりにくいってことは頻繁におこります。
そんな時に海外SIMを準備しておけば、困ることなくネット接続できるのです。
ホテルなどで無料のWi-Fiが利用できるときは接続して、出先では海外SIMでデータ通信をおこなうと、購入した海外SIMのデータ通信量を節約できます。
中国の場合は規制が厳しく、いつも日本で利用しているGoogle、Yahoo!、LINE、YouTubeなどが利用できません。ホテルのWi-Fiが利用できれば無料のVPNに接続することで、日本と変わらない生活がおくれます。
ただし、ホテルのWi-Fiに接続できない場合もあり、その場合は海外SIMを頼るしかないのです。
海外で不自由なく生活するためには、海外SIMを準備しておくことが重要です。