中国に到着して、隔離期間と健康観察期間が終わると、どんな生活が待っているのか。
気になる中国国内の生活は、思った以上に自由です。
少しだけルールがありますが、身の安全を考えるとよくできた制度だと思います。
中国国内でのルール
- コロナの状況(陽性者が出た場合)によっては「3日以内のPCR検査の陰性証明」を持っていないとホテルに宿泊できない
- グリーンコードを提示しないと大型のお店に入れない
私が宿泊したホテルは、3日以内に受診したPCR検査の陰性証明が必要でした。
理由は、上海でコロナウイルスの陽性者が確認されたからです。上海からの渡航者のみ宿泊前3日以内に受診したPCR検査の陰性証明が必要になりました。
通信行程卡という、緑色の↑マークのアプリを見ると14日以内に滞在していた地域がわかります。
チェックインの際に、健康コードと一緒に提示し確認されます。
陰性証明を提示できない場合は、予約していてもチェックインできません。
チェックインの時に、すぐに書類を出せるように準備しておきましょう。
ホテルの予約時に、事前に確認しておくと安心です。(陽性者が確認された場合でも、陰性証明が不要なホテルもある)
国内のコロナ感染者の状況によって、ルールが急に変わるので最新の情報をチェックしましょう。
コロナ感染者が確認された場合は、感染した方の住居がある一帯が封鎖され隔離期間に突入します。
ホテルで、外出のできない完全隔離に入る場合は、食事を用意してくれるみたいです。
街の様子
私が訪れた中国の街の様子は、マスクを着用している方は全体の1/3程度です。
ホテルの従業員、お店や飲食店の店員の方達は、全員がマスクを着用されていました。
平日は人が少ない印象でしたが、休日は多くの人が買い物を楽しまれていました。
まさに「アフターコロナ」といった感じです。
現地に詳しい方に言わせると「まだまだ、コロナ前のようには賑わっていない」とのことでした。
コロナに感染すると、部分的なロックダウンにつながるので自粛ムードはあるようです。
ホテルの近くにある大きめのデパートでは、多くのお店が閉店していました。
建物の半分程度は、シャッターが閉まっていました。
コロナの影響が伝わってくる情景です。
街の中では、アリペイかWeChatによる健康コードが必須です。
大型店舗の入り口では、体温測定と健康コードの提示を求められます。
仕事の客先でも、入門時に提示を求められました。
コンビニでは不要でしたが、健康コードはすぐに出せるように練習しておきましょう。
ホテル生活での食事
隔離生活が終わると、食事は自分で用意しなければなりません。
朝食は、ホテルの朝食付きプランを利用することが多いのではないでしょうか。
食事で困るのが夕食です。
ホテル内に食事ができる店舗があればいいですが、ホテル内に店舗がない場合はホテルの外に食べに出るしかありません。
ホテル内に店舗があったとしても、かなり割高な食事になることが多いです。
そして、ホテル内の食事が安全かというと、多くの宿泊客が利用するため時間帯によってはかなり混雑しています。お店によっては「密」です。
「ホテル内の食事より、外食した方が密ではない」というのが現実です。
コンビニで食事を購入して部屋で食べるのが、最も人に接する機会が少ないです。
しかし、長期での宿泊の場合は、暖かい食事を食べれた方がモチベーションも上がります。
日本で食べないものを食べるのが、海外渡航の楽しみでもあります。
ということで、外食で色々と食べてきました。
中国って感じの料理「鳥の丸焼き」を食べました。
手前に見えるのが頭の部分。店頭では鳥の姿をしていました。テーブルには食べやすい形にバラして持ってくるようです。
豚骨です。
骨の周りのお肉と、骨髄をストローで吸って食べる料理です。
鳥の足です。
むかし昔。貧しい時代は、この足を注文して、ひとり1つをチューチューしながら酒のアテにしていたそうです。
海鮮鍋です。
カニやエビ、イカやアサリなどが入っていました。
普通の海鮮と思いきや、ザリガニ、ヒキガエル、ヒトデ(写真の右中央)も入っていました。
ヒトデって、カニ味噌みたいで美味しいです。
中国での毎日の食事で感じたことですが、日本での食事と違い、肉や魚、野菜も豊富で安いという印象です。
特に「野菜の炒め料理が旨い」と個人的には思います。
汚い話ですが、中国で、めちゃくちゃお通じが良くなりました。
1日に食べる野菜の量が、かなり増えました。
好き嫌いのない方は、色々食べてみることをオススメします。
「郷に入れば郷に従え」です。
考え方は人それぞれですが、「現地の料理が、安くて旨い」です。
滞在する地域の感染情報を、チェックしながら行動しましょう。
ホテルの施設を使う
隔離明けの生活に慣れたら、ホテルの施設を使ってみましょう。
使える施設がない場合は、すいません。
施設が利用できる場合でも、有料・無料で使える施設と違いがあります。
プールやジムは無料でした。
足湯やマッサージは有料です。
私が利用したのが、フィットネスジムです。
ジムの入り口で「カードキー」を提示すれば利用できました。
入り口のカウンターで、名前、部屋番号、電話番号を記入する必要がありました。
カウンターで、色々と喋りかけられ何がなんやら分かりませんでしたが、利用はできました。
言葉が伝わらなくても、利用したい気持ちが伝われば利用できます。
休日や仕事終わりに利用すれば、充実した1日が過ごせます。
隔離後の中国での生活「まとめ」
中国での隔離終了後のホテル生活は、快適です。
というよりは、普通の生活に戻っただけです。
できなかったことが、できるようになります。
部屋から出れます。外の空気を吸えます。
自由に買い物や、自分で食べたいものを選択できます。
仕事も・・・。
休日は、公園でランニングもできます。
隔離中にはなかった、部屋の外に出る生活ができるようになります。
隔離後を、どのように過ごすかは、個々の考え方次第ですが・・・。
ひとつ言えるのは、隔離後は普通の生活を幸せに感じます。
長い隔離生活から解放されたからと言って、ハメを外さないようにしましょう。