転属ってどうなの?
職場が変わって1か月。
気分は上々です。
転属とは・・・所属する部署が変わる事
20年も務めた「現場作業」から、移動した部署は「サービスマン」
現場作業・・・製品をつくり出す製造工程
サービスマン・・・お客様からの問い合わせ対応、クレーム対応、現地工事の対応など
製品の製造から、お客様と接する事の多い職場へ。
これは大きな変化です。
『転属』って、職場に必要ないって事?
部署が変わる転属。
全く意識していない時に辞令を聞くと「何で自分が」と、不思議に思ってしまいます。
どれだけ深く考えても、辞令が変わる事はありません。
しかし、気になると調べちゃいます。
転属ってどんな意味
転属を聞いた時、正直「言うこと聞かんから、飛ばされた」と思いました。
会社の考える、本当の理由は何だ。
人事異動の狙いとは、
- 異なる職場での経験や知識を、新しい部署へ伝え組織を活性化させる
- 従業員に複数の職場を経験させ成長させる
- 定年や退職などによる人員不足の補充
- 慣れから起こるモチベーション低下の防止
- 環境変化に対応するように、事業計画と職場編成の再構築
上記には記載していない、コンプライアンスへ通報した為なのか。
転属の辞令を言われたとき、「理由はサービス職場の強化」と聞きました。
それ以上の理由を知らなくて良いのかも知れませんが、当たり障りない理由と信用できない上司に不信感しかありません。
過去に、コンプライアンスに通報した作業者が、職場が変わる事例があったからです。
気になって、転属後に色々と聞き回ってしまいました。
そこで分かったことは、
近々、2人の方が定年を迎えるということ。その補充というのが理由の一つです。
移動先の上司も人選には関わっていないとのことで、元上司の策略か、会社の方針か、人事部の裁量だったのかなと納得する事にしました。
働く場所で変わる気持ち
結果的に最高のタイミングで転属しました。
驚きの転属命令があったのは4月末。
5月に職場が変わってから1か月が経ちました。
正直、こんな気分は久しぶり。
イライラしない。しっかり眠れる。会社に行くのが苦痛でない。
これは大きな変化です。
自分の場合は特殊です。
前の上司にストレスが強かった分、ストレスの原因が無くなると、こんなに変わるのかと、自分の気持ちの変化に驚きます。
正直めちゃくちゃ気分が良いです。
「コイツから離れるには、転職しかないか。」と思っていたのは事実だから。
そんな時に起こった「転属」
私の場合は、職場を移動する不安より、ストレスの原因が無くなる開放感が勝った形になりました。
「働く環境で、気持ちがこんなに変わるのか」と今更ながら実感しています。
『職場が変わる事』を受け入れる
入社して数年経つと、今までと違う仕事を行う事に抵抗がある方もいるのではないでしょうか。
私と同じタイミングで転属になった相方は、「あんまり酷いと、辞めるかもしれん」と言い残し、転属後、はじめての出張へ出て行きました。
新しい職場への転属は、不安が勝るのが普通です。
不安から解放されるには、どうするべきなのでしょう。
新しい職場で不安を解消するポイント
- 仕事を覚える
- 仕事を教えてもらう中でコミュニケーションをとる
- 自分の強みを活かす
初心に戻り、学びなおす
転属すると、前職場と勝手が違います。
仕事内容も、新たに覚える事が多く、慣れるまでは大変な思いをします。
今までの自分が正しいと思っていたやり方に固執ぜず、臨機応変に対応する事が大切です。
「豪に入れば郷に従え」新しい職場のやり方に慣れるしかありません。
しかし、転属によって、萎縮することはありません。
自分が得意としている分野を、新しい職場でいかに発揮し、まわりに刺激を与えるかを考えましょう。
これまでの経験・スキルをどのように活かせば、今後さらに伸びるのかを考えるのです。
新しいものと、古いものの融合です。
これは、転属を経験をした人にしか発揮できない強みです。
転属先のメンバーに絡む
転属後は分からない事だらけです。
分からない事は、どんどん先輩に聴きましょう。
本当に、しょうもない事でも最初のうちは、教えてくれます。
教え方に差があるので、自分と合う相手を探しておくと、聴きやすいです。
私は、パソコンの操作から、メールの送り方、挨拶文、電話の掛け方など、毎日何かしら質問してます。
「こんな事も知らないの」と思っているかもしれませんが、みんな優しいので良い職場だと感じています。
教えてもらいながら話をする中で、冗談を言える仲になります。
わからない事を気軽に聞ける。得意分野を聞きに来てもらえる。自分にとって程よい距離感を作って行きましょう。
自分の強みで「たまに役立つ」
同じ事業内での移動なら、自分の強みを活かす場も出てきます。
私で言えば、お客様からの問い合わせに対し、現場作業の経験があるから答えられる問い合わせに答えることが出来ます。
職場からしたら、「今までなら現場に確認に行っていた」この手間が省けます。
自信を持って答えられる部分は「自分の強み」です。
視点という部分についても、現場目線という新しい見方を職場に加える事ができます。
自分の考えを意見しながら、間違えは正す。失敗を恐れずにチャレンジする事が大切です。
今までの経験や知識は、自分を救う武器となります。
しっかりアピールしましょう。
仕事が合わない事もある
今まで数年〜数十年続けて来た仕事が急に変わり、どうしても好きになれない場合もあります。
例)現場→サービスマン
現場作業:決まった現場で、決まった時間に家に帰れる
サービスマン:客先が現場で、出張がメインになる。家に帰れない。
「家での時間がなくなる」このような、生活スタイルがガラッと変わるような職場変更は、仕事内容ではない部分に影響が出ます。
家族や家の事、親や地域活動など、自分の周囲の人や生活環境に問題が出て来ます。
こんな時は、上司に相談する、それがダメなら人事に掛け合うしかありません。別の道を模索するのも一つの道です。
私も、今はストレスから解放された喜びが勝っていますが、今後の家族の反応次第では次の仕事を考えます。
すぐに合う合わないが分からないので、今は様子見の状態です。
転属を経験した為か「転職しても何とかなるのかな」と感じています。
転属して合わないと分かれば、自分に合う仕事も見えてくるはずです。
最善の道を探しましょう。
転属して1か月で感じること
社内で同事業の他部署に移動して感じることです。
良い部分も、悪い部分もあります。
今までと違う環境で働くので色々あって当たり前です。
前向きに考えることが出来るか、出来ないかでモチベーションは大きく変わります。
良いこと
- 今まで習得した技能を活かせる
- 入社後20年と長かった為、社内で関わりのあった人が所属している部署で馴染みやすい
- 仕事内容が全くわからず、途方に暮れる事がない(畑違いの仕事ではない)
- 新しい環境と新しいメンバーで仕事ができて刺激的
正直、転職を考えていたので、基本給や有給がそのままの状態で働く場所が変わるのは、リスクが少ない転職の様に感じています。
また、「働きながら、新しいスキルを学ぶチャンス到来」と前向きに考えています。
悪いこと
- 新しい事を覚える疲れがある
- 初めてのパソコン業務で肩こり、目、頭が痛くなる
- 残業・休日出勤がなくなった
実践形式(いきなり問い合わせ対応など)の指導であたふたしています。
お客様との電話対応の方法、文章の書き方を実践の中で覚えなさい。という事なので、めちゃくちゃ気が張っていて肩コリと変な疲れがあります。
残業・休日出勤の時間外手当がないのは残念ですが、時間を有効に使えるので悪くはないと考えています。
職場が変わって思う事
はっきり言って、職場の雰囲気は大事です。
人生の多くの時間を費やす仕事。
苦痛としか思わないのなら、考えることが大切です。
嫌な状況は改善される余地があるのか。それは、いつなのか。
このまま耐え続ける価値があるか、ないのか考えましょう。
経験上ですが、自分が苦痛を感じる環境で長い期間を働くと、気持ちが違う方向へ向ってしまいます。
自分を守る為なのかもしれません。仕事自体に興味がなくなりました。
あの状況(同じ職場)で、ストレッサーと分かれていても、やる気は戻らなかったと言い切れます。
完全に仕事に興味をなくしていたから。
転属を決めた上司は↑ここに気づいていたのでしょうか。
本当の意味で自分を守るには、環境を早めに変える事です。
方法は、起業や転職や転属もあります。
会社員という収入の保険を残して、副業を頑張ってみるのも一つの手です。
楽しさや、やりがいのある仕事で稼げると、人生は違うものになります。
さあ・・・あなたは、仕事に何を求めますか?