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上海〜日本へ帰国|入国から待機ホテルまでの流れがわかります

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中国から日本に帰国・入国するにはPCR検査の陰性証明が必要です。

入国時には、アプリのダウンロード、登録も必要になります。

記事の内容は、2021年9月に体験したことです。

この記事でわかること

・中国からの帰国に必要なもの

・中国から日本へ帰国する流れ

・日本での待機期間

中国での仕事が終わり、「さぁ、日本に帰ろう」と思ってもすぐに帰れないのが、コロナ中の渡航です。

飛行機には、コロナウイルスに感染していない証明がないと搭乗することができません。

証明がなければ、帰国できないということです。

中国からの帰国に必要なもの

コロナウイルスが世界中に広がる現在、中国からの出国・日本への入国には所定のフォーマットによるPCR検査の陰性証明が必要になります。

これは絶対条件です。証明がなければ飛行機に乗れせん。

帰国の流れ(上海発→日本着の場合)

  1. 上海出発2日前→PCR検査を受信
  2. 上海出発1日前→PCR検査の結果受け取り
  3. 上海出発当日→フライト

私は、日本へのフライト2日前に上海に移動して、証明(所定フォーマット)を発行できる病院でPCR検査を受診しました。

上海に近い浙江省、江蘇省にも証明を発行してくれる病院があります。

しかし、フライトを考えると、上海でPCR検査を受診するのが楽だと思います。

参考までに、上海で所定のフォーマットが発行可能な医療機関を紹介します。

医療機関名住所電話番号(○=日本語対応)
上海申徳医院長寧区虹橋路2281号○ 021-5330-8008
上海市浦南医院浦東新区臨沂路289号11階○ 021-5094-5088
上海裕隆医学检验所徐汇区钦州北路1001号7号楼3楼  400-920-1061
上海ヨセミテ病院静安区富民路118号○ 139-1601-7450
上海国際医学中心浦東新区康新公路4358号○ 021-6023-6898
上海瑞新医療中心静安区南京西路1376号○ 400-819-6622
嘉会国際病院上海市徐匯区桂平路689号○ 138-1610-7121

PCR検査の流れは、事前に予約して、当日に検査を受診するだけです。

予約した時間に病院に行ってみると、たくさんの方がいました。

同じ日のフライトで、帰国すると思われる日本の方も多くいました。

病院の入り口で、手にした番号札は56番でしたが、受付の呼び出し番号は20番。

かなり待たされるな〜と思いました。

しかし、受付が2箇所あり、日本語対応も可能ということでスイスイ進み、20分程度で番号を呼ばれました。

受付を済ませると、料金を払い(499元)、領収書をもらい、検査場へ。

出国時のPCR検査は、綿棒を鼻にグサッと入れます。1回だけでした。

中国に到着した時の、鼻に2回、喉に2回、長い綿棒を使い入念に採取するPCR検査とは天地の差がありました。

どこの国もそうですが、入国する人には厳しく、出国する人には優しいです。

検査が終われば、次の日まで証明書の発行を待ちます。

証明書の受け取り

病院の受付で、パスポートなどで本人確認を行い、記載事項に誤りがなければ陰性証明書を受け取り完了です。

中国出国の流れ

中国から日本へ帰国するにあたり、特に悩むところはありませんでした。

ただし、長い1日になることは間違いないです。

飛行機に搭乗するまで

搭乗までの流れ

  • 宿泊しているホテルから空港へ移動
  • 航空会社のカウンターを確認
  • チェックイン
  • 保安検査
  • 税関審査・出国審査
  • 搭乗口を探す
  • 搭乗

当日は、何が起こるかわからないので余裕を持って空港へ向かいましょう。

私は3時間前を目指していましたが、「予約したタクシーがホテルに来ない」というトラブルが起こり、スタートからつまずきました。

空港に到着した時には、チェックインカウンターに長蛇の列ができていました。

空港への移動にタクシーを利用する時は、ターミナルナンバーをはっきりと伝えましょう。

空港に着いたはいいけど、チェックインカウンターがない。

ターミナル間違えた。どうしよ〜。

ということを未然に防ぎましょう。

eチケットを見ればターミナルナンバーが記載されているので、事前に確認しておきましょう。

「搭乗手続き」に必要なもの

パスポート

PCR検査の陰性証明書

搭乗手続きはスムーズですが、利用者が多いので時間がかかります。

搭乗手続きで困ることはありませんでした。

搭乗手続きを済ませ、保安検査に進む入り口で「QRコード」の提示がありました。

WeChatの「Customs Pocket Declaration」です。

日本出発時にも利用しているので、WeChatのミニプログラムに入っているはずです。

アプリの入力

手順1.アプリを開き、健康状況申告/健康状況申告書の編集をタップ

2.出/入国を出国に変更する

中国入国の際に登録したデータが残っているので、アプリ起動時は入国になっています。出国にチェックを変更します。

3.個人情報の入力

個人情報は、過去の入力データが残っています。

変更箇所は「公共交通機関を利用して出入国の場合?」の問いに「はい」にチェックを入れます。

・フライト・座席番号・直近14日間の滞在先を入力(※フライト当日に入力しないと、直近14日間の日付が選択できません。)

4.健康状況を入力して送信

中国出国時の健康状況を入力して、「送る」をタップするとQRコードを取得できます。

保安検査もQRコードの提示以外は、普段と変わらない手続きです。

搭乗〜フライト

搭乗時間ですが、コロナ前よりは搭乗時間の変更が多い感じがします。

折り返し便の場合、到着時の順番待ちや、消毒に時間がかかるのでしょう。

私が利用した便は、2時間程度の遅れが発生しました。

※搭乗時間に余裕があれば、アプリをダウンロードしておきましょう。

搭乗口付近に、日本入国時に必要となるアプリの説明が掲示してあります。

日本入国時に必要なアプリ

  • MySOS
  • COCOA-新型コロナウイルス接触確認アプリ
  • Google Maps

日本で事前に、ダウンロードもできます。

日本へ帰国後に、ダウンロードもできます。

ご自身の好きなタイミングで準備しておくと、入国時にスムーズに手続きが進みます。

飛行機に搭乗してしまえば、普段と変わらないフライトでした。

日本〜中国行きのフライトは、真ん中の席が開けてありました。

中国〜日本行きのフライトは、ほぼ満席状態でした。

密です。

フライト中は、飲食も提供があり、コロナ前と変わらないです。

違いといえば、機内で誓約書・質問票・入国される皆さまへのご協力のお願い・税関申告書を配られ記入することです。

ボールペンなど記入に必要なものを、すぐ出せるように準備しておきましょう。

日本到着〜税関検査まで

快適なフライトで日本に到着すると、到着した便ごとに飛行機から降ります。

先に到着した飛行機から順番です。順番までは機内で待たされます。

日本到着後の流れ

  • 到着・飛行機から降りる
  • 必要書類のチェック(ワクチン接種証明書のある方は準備
  • PCR検査
  • アプリ登録、確認
  • 問診
  • PCR検査の結果受け取り
  • 入国審査
  • 手荷物受け取り
  • 税関検査

私は、空港に到着後、機内で30分程度待ちました。

座席のモニターで、映画などを利用できる状態だったので時間つぶしはできます。

日本の携帯も利用可能なので、暇すぎて困ることはないでしょう。

飛行機から降りると、通路に並べられた椅子に座り書類の確認があります。

確認が終わると、椅子に座ったまま1時間程度待ちました。

残念なのが、何のアナウンスもないので、自分達の置かれた状況が全く分かりません。

飛行機の遅れなどあり、到着時間が遅かったため、イライラからスタッフにあたる方もいました。

簡単なアナウンス」があるだけで、待たされる側の理解が得られるのでないかと思います。

各手続きは、進み始めるとスムーズでした。

PCR検査・・・唾液を容器に貯めるタイプです

アプリの登録・確認・・・1対1でスタッフがついて教えてくれます

問診・・・登録事項の確認や、帰国後14日間の滞在場所などを聞かれます

※利用客が多いので、各エリアで多少の待ち時間は発生します。

各エリアでスタッフの方が、優しく対応してくれるので困ることはありません。

最後の問診後、席に座ってPCR検査の結果を待ちます。

放送で番号を呼ばれるので、聞き逃さないようにしましょう。

PCR検査の結果よる対応

PCR検査:陽性

医療機関・指定施設等で隔離・待機

PCR検査:陰性

  • 変異株流行指定国・地域以外からの到着

到着日から15泊は自主隔離(公共交通機関などの利用不可)

  • 変異株流行指定国・地域からの到着

到着日から3泊は検疫所が定める宿泊施設にて強制隔離

到着後4日目に再度PCR検査を受け、陰性と判断された方は残りの隔離期間を自宅などで自主隔離

PCR検査の結果が陰性の場合、陰性を証明する赤色の紙をもらいます。

この紙は、入国審査官に提示したり、ホテルまで移動する入国者用のバスの乗車時に必要になります。

隔離ホテルへチェックインする際も提示が必要になります。

失くさないように気をつけましょう。

PCR検査の結果が出るまでには一定の時間がかかります。

焦ってイライラしても、早く手続きを終わらせることはできません。

PCR検査から2時間程度かかることを受け入れましょう。

PCR検査の結果が出れば、入国審査、手荷物受け取り、税関検査に進みます。

対応は普段と変わりません。

税関検査が終われば、手続き完了です。

私の場合、飛行機が成田空港に到着してから3時間半かかりました。

入国後〜14日間の自主隔離期間

海外から日本へ入国すると、到着日から15泊は自主隔離となります。

入国時に登録したアプリで、健康状態の報告や、現在地の報告を行います。

ルールを守り、感染・感染拡大を予防しましょう。

ワクチン接種により待機期間短縮が可能

①令和3年10月1日よりワクチン接種証明書による待機期間の短縮が可能になります。

入国後14日間の待機期間→10日の待機期間(11日目の朝、待機終了)

ただし、期間短縮には条件があります。

帰国時にワクチン接種証明書のコピーを検疫所に提出して、10日目に自主的にPCR検査を受診します。このPCR検査の陰性の結果を、厚生労働省に届け出る必要があるのです。

帰国時にワクチン接種証明書を提出できない場合&PCR検査を受診しない場合は、この期間短縮を利用できません。

待機期間の短縮について詳しく書いた記事があるので、よかったら参考にしてください。↓↓↓

日本帰国・入国時の待機期間を短縮|14日間を10日間に短縮する方法コロナウイルスに対するワクチン接種が進む中、日本では隔離緩和措置が発表されています。 令和3年10月1日から、日本への入国・帰...

②令和3年11月8日から隔離期間を最短3日へ。

この制度を利用するには、多くの手続きが必要です。各業所管省庁の定める方法により申請が必要です。

そして、3日間の待機後も、指定席以外の公共交通機関の利用ができないため、自由な移動ができません。

通勤でJR、バス、地下鉄などを利用する方は出社することができません。

利用する価値がないのが現状です。

空港から待機ホテルまで

日本へ入国後は待機期間となり、この期間は公共交通機関などの利用不可となっています。

空港到着後は、電車、バス、モノレール、タクシー、飛行機(国内線)などの利用をしないことが強く求められています。

利用できる交通アクセス

  • レンタカー・・・空港内に店舗あり
  • ハイヤー・・・利用は予約制、運転手付きの貸切乗用車
  • 京成スカイライナー(専用車両)・・・空港の駅〜京成上野駅まで
  • 都心ホテル行専用バス・・・入国者専用のホテルまでの送迎バス
  • 東横INN専用バス・・・東京・千葉・神奈川の一部東横INNへの専用バス(予約)

私の場合は、空港近くのホテルで14日間の待機を行いました。

移動手段は、都心ホテル行専用バスです。

バスは、成田空港の第1ターミナル本館、北口3から外に出ると左手側にバス停があります。

  • バスは、9時15分〜23時15分まで運行しています。
  • 毎時15分発で1時間に1本です。
  • 乗車時に、宿泊するホテル名を伝えればOKです。
  • 乗車には、入国時のPCR検査結果通知でもらう赤色の紙が必要です。

赤い紙=バスを利用する条件を満たした証明(乗車券)

私が利用したのは、最終の23:15発でした。

30人程度のバス利用者が待っていたのですが、バスに乗車できたのは10人程度でした。

理由は、荷物が多すぎて入らないのです。

1人あたりスーツケースを2つ持っていたり、大型荷物があったりして荷物室がいっぱいになります。

そのため、車内は、2人がけの席に1人ずつ座っている感じでした。

最終のバスでしたが、全員が乗車できないため臨時便を2台準備してくれていました。

上海のホテルを出発して、日本の待機ホテルへ到着まで14時間半かかりました。

待機期間の生活

日本の待機期間は、中国の完全隔離に比べてゆるいです。

部屋から出ることもできます。監視はありません。

待機期間で困ったこと

日本帰国時の待機期間の生活は、食べ物に困りました。

中国の隔離時は毎食お弁当がありましたが、日本の待機期間にはお弁当がないのです。

自分で調達するしかありません。

毎日、ご飯を購入するために外出する必要があるのです。

ホテル内にコンビニはありましたが、14日間×1日3食をコンビニで購入する生活は辛かったです。

個人的には、日替わりで違うものが食べられる、中国での隔離の弁当の方が合うみたいです。

待機期間中の確認

待機期間中には、アプリによる現在地の確認と、健康状態の報告を行います。

アプリ「MySOS」

  • 待機場所登録・・・空港から自主隔離場所に移動が完了したらボタンをタップ
  • 健康状態報告・・・毎日14時までに健康状態報告をタップし、健康状態を送信
  • 現在地報告 ・・・プッシュ通知が届いたら、現在地報告をタップ

最初に、待機場所に到着したら、「待機場所登録」をタップします。

タップすると、入国者健康確認センターに現在地が報告されます。

アプリのトップ画面中央にある「本日の待機場所」に地名が入ればOKです。

実際の報告頻度

  • 1日2回プッシュ通知による現在地報告
  • 1日1回のビデオ通話
  • 毎日の健康状態報告

プッシュ通知は、昼前と夕方に通知がきていました。

ビデオ通話は、昼の時もあれば、夕方の時もありました。

いつ通知がくるか分からないので、携帯の通知音をONにしておきましょう。

海外からの帰国を終えて

海外から日本への帰国は、アプリなどの登録が必要ですが、言葉がわかるので心配ありません。

中国へ出国した時のような不安は、一切ありませんでした。

飛行状況により、到着時の混雑具合が変わります。

混雑時は時間がかかるので、気長に待ちましょう。

自主隔離においては、コロナをもらわない、うつさないを念頭において行動しましょう。

待機期間後の公共交通機関の利用を含め、自宅に到着するまで気を抜かないように!