焼肉といえば、
家の中で肉を焼くと、換気扇を回していようが匂いが、家中に充満します。
食後に匂いを消すため、家中に消臭スプレーを「プシュ~」とするのも面倒です。
油まみれのホットプレートを片付けるのも面倒です。
焼肉は、出来ることなら外で食べたい。
出来るだけ快適に。
暖かくなったし
久々に、バーベキューしたいねー
うん。
確かに〜肉が食いた〜い!!
そういえば、うちには机がなかったよね。
前回バーベキューした時、食材を置くところがなくて困ったよね・・・。
でっ・・・ですよね~!?
でも、高いのよね~買うと。
そんなに頻繁に使わないし。もったいないよね。
んっ。作っちゃう?・・・作っちゃお。
と、いうことで作りました。
バーベキュー用のテーブル。
なんと、1つのテーブルで、2つの使い方が出来ちゃいます。
そんな便利なテーブルが、こちら↓
見た目は、大きめの木のテーブルです。
材料
- 天板は、1×4材 1820mm=258円(税込)×6=1548円
- テーブルの脚は、2×4材(家にあった木材)
- 材料の接合は、家に残っていた材料
材料は上記のものを使用しました。
カットしてネジ固定するだけです。簡単です。
大事なのはアイデアです。
よかったら参考にしてみてください。
考え方も参考になればと思います。
BBQ用のテーブルを考える
私は、ものを作る前に「どう作るのが自分にとって最高か」を考えます。
自分の理想ですね。
自分の悩みが解決される「ものづくり」です。
己の悩みを知る
家の庭でバーベキューをすることになりました。
何に困るでしょう。家族だけで食事する場合と、お客さんを招いた場合を考えます。
現状
小さなテーブルが1つ
困る事
(1)食材を置く場所がない
- 材料を、家の中に取りに行くのに動き回り、ゆっくり楽しめない
- 置けそうな台にとりあえず置く。子供が気づかず、ひっくり返す
- 台所で待機状態にする。そのまま忘れ、片付けるときに「あっ」と思い出す
(2)コンロの周りに置き場がない
- 飲み物を塀に置き、体が当たって落としたりして貴重なビールが溢れる
- 手元に焼肉のタレや取り皿を置けず、テーブルまで行ったり来たりして落ち着かない
来客有り
- テーブルが足りない為、テーブルを持参してもらう
- テーブル上が食材だらけで狭くなり、コップに当たって飲み物をひっくり返す
家の庭でバーベキューをする時は、外で使えるテーブルが無いと不便です。
パーティーをする時にも、来客に気をつかってしまう事がわかります。
お客さんをホームパーティーに招くなら、手ぶらで気楽に来てもらいたいです。
机の形状を考える
「現状と困り事&悩み」から考える理想
考えた結果、もともと持っていた小さなテーブルは、皆んなで食事するには小さい為、材料を置くテーブルに使う事にしました。
新しく必要になってくるのが、
- 大きな食事用のテーブル
- コンロの周りで使えるテーブル
二つの机が必要になります。
この時、事前に考えておきたいポイントがあります。
物を増やすという事は、片付ける場所が必要になる。
このポイントは、新しい商品が欲しいときに忘れがちになる事が多いです。
使う事ばかり考えて、使わない時に収納する置き場を考えていないのです。
収納性で考えると、市販のテーブルに強みがあります。
市販の机の良さは、折り畳んでコンパクトに収納できるところです。場所をとらない。
という事は、折りたたみのテーブルを作れば良い・・・
ん〜ハードルが高いな・・・やめた。
どっちかというと、二つの機能を持った机が一つあれば、片付けにも困らない。
できるだけコンパクトに収納できる作りにしよう。
という事で、目指すところが決まりました。
コンロの周りで使えたり、食卓として使えるテーブル
コンパクトに収納できる
という事で、収納場所のサイズを確認します。
我が家の場合は、庭の物置です。
寸法を計ったところ、奥行1300mm、高さ1020mmまでなら収納できそうです。
次にコンロのサイズを見ていきます。
コンロのサイズ
種類 | サイズ |
小型(家にあるコンロ) | 幅500mm奥行350mm |
大型 | 幅800×奥行450mm |
サイズは、色んなものがあります。ざっくりサイズを把握出来ればOKです。
テーブルを設計する
どんな状況で使用するかを想像します。
- テーブルとして使うパターン
- コンロのまわりに置くパターン
二つの使い方を考えたときに、「口型」が頭に浮かびました。
そして、食卓として使う時は穴を埋めればよいと考えたのです。
テーブルの脚は、収納時に取り外す事でコンパクトになります。
少し手間ですが、面倒くささ以上の価値があると判断しました。
BBQ用のテーブル作っちゃお
天板の外枠を作る
下写真のように、1×4材をカットして並べます。
この板の並べ方が、グッドアイデア!!
「何でか分かりますか?」
何と・・・
大きいコンロ〜小さいコンロまで使用できる作りになります。
赤印の天板2枚を外す事で、片側89mm(1×4材の幅)広くする事ができます。
ネジ固定だからこそ簡単にできる、サイズ変化の技です。
赤印の天板でのサイズ変化
板がある場合=幅 735mm、奥行 500mm
板がない場合=幅 913mm、奥行 500mm
カットができれば、外枠をネジ固定します。
1×4材を使用して、四隅を固定しました。
一応、直角定規で角が直角になるよう固定しました。
サイズ変更時に、ネジを抜いてもバラバラにならない構造を考えました。
コンロ部の蓋をのせる用に、穴の四つ角に支え板を取り付けました。
蓋が乗っかる部分になります。
コンロ部分の蓋をつくる
食事用のテーブルとして使うパターンの為に、コンロ部分を塞ぐ板をつくります。
テーブル外枠のコンロ部分の寸法をはかり、1×4材をカットします。
実際に床面で、コンロ部分に板を並べます。
隙間なく並べたら、その状態でネジ固定します。
こうする事で、ネジ固定した後に、蓋が入らないという失敗を防ぎます。
端の2箇所だけの固定だと、板の曲がりが取れずに面がガタガタだった為、真ん中にも固定を追加しました。
テーブルの脚をカット
テーブルの脚には2×4材を使用しました。
同じ長さにカットします。
テーブルの高さは、リビングテーブルと同じ高さにしました。
テーブルに下穴をあけ、脚を固定します。
1つで2つの使い方ができる、屋外用テーブルの出来上がり。
使い方(1)コンロ周りのテーブル
使い方(2)食事用のテーブル
1つのテーブルで2つの使い方ができる。最初に考えたイメージ通り。
テーブルの脚を外せば、コンパクトに収納できる。
完璧ですね。
私の欲求を満たせるテーブルの完成です。
BBQテーブルを使用した感想
BBQテーブルの良いところ
バーベキューが快適に行えるようになりました。
テーブルは、人数に応じてレイアウトを変更できて使い勝手が良いです。
バーベキューのネタに「自作なんですよー」と盛り上がる事もできます。
BBQテーブルの悪いところ
無塗装だと木材が水気を吸い込むので、塗装が必要と感じました。
アウトドア用のチェアは沈み込む為、椅子によって少しテーブルが高く感じる。
特に子供達は食べにくそうでした。
BBQテーブルのまとめ
日々の不満から始まったDIY。
せっかく自分で作るなら、理想的なものを作る。
「世界で、ひとつだけのBBQテーブル!」
自分が、困っている事や悩みを解決できると最高に気分がいいです。
収納も始めに確認して制作した為、なんの問題もありません。
DIYは、計画的にものづくりを行い、満足度の高い品を完成させましょう。
この達成感は、たまりません。自己満足が己を救う!!
よかったら、作り方や考え方を真似してみてください!
let’s try!!