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パワコンは消耗品|9年で2回の故障|実際の寿命は短い

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太陽光発電を設置して9年が経ちました。

パワコンが2度目の故障です。

パワコンとは

正式にはパワーコンディショナーという。家庭に設置したソーラーパネルから作られた電気を家庭で使用できる状態に変換する機器。

太陽電池などから発生する直流電流を、家庭で使える交流電流に変換する。

太陽光発電は、ソーラーパネルとパワコンの2つが正常に機能することで電気を生み出します。

どちらか片方が故障すると、本来の能力を発揮できません。

太陽光パネルの期待寿命は20~30年といわれています。

一方で、パワコンの一般的な寿命は10~15年程度です。

太陽光パネルの寿命までに、必ずパワコンの交換&修理が必要になるということです。

パワコンが故障する回数は誰にもわかりません。

パワコンの設置の注意点

パワコンの設置にはいくつかの注意をはらう必要があります。

1.デリケートな機器である

  • パワコンは電気製品なので、湿度の高い場所・埃のたまりやすい場所では注意が必要。

2.機能性を損なわない

  • 基本的にはパワコンの設置は、ブレーカーの近くがよいといわれています。その理由は、ブレーカーとの距離があるとケーブルが長くなり、抵抗値が大きくなるためです。電流がながれにくく、ロスが大きくなります。

3.生活の快適性を守る

  • パワコンは運転中に多少の音がでます。(冷却ファンの回る音など)室内へ設置する場合は騒音のレベルを確認し、気になるレベルか判断しましょう。設置後に不快に感じることがあります。
  • 一般的なパワコンのサイズは縦850㎜、横750㎜ほどなので、かなり大きいです。持ち家に太陽光発電を後から購入した場合、パワコンの設置には広いスペースを必要とするため屋内用のパワコンを設置するには場所の確保が難しいです。

これら全ての条件を満たすことは難しいでしょう。

優先順位を決め、設置場所を探しましょう。

生活動線の邪魔になるということで、クローゼットや物置の中を提案されることもあるようです。

パワコンの設置タイプと故障原因

パワコンの設置タイプ

パワコンには屋内に設置するものと屋外に設置できる2つのタイプがあり、状況に応じて設置場所を決めましょう。

屋内型パワコン

メリット:屋内なので雨風にさらされることがなく、水や湿気などによるダメージを受けにくい

デメリット:運転音(30db程度)が気になる場合あり。居住空間のため、ほこりがたまってしまうことで不具合を起こすことがある。

屋外型パワコン

メリット:屋内型に比べて設置場所に自由がききやすい。居住空間の雰囲気をこわさず、運転音も気にならない。

デメリット:雨風にさらされるため、水や湿気の影響を受けやすい

ちなみに我が家のパワコンは屋外型です。

パワコンの主な故障原因

パワコンの故障の原因はさまざまです。

経年劣化・・・パワコン内の機器には複数の部品がつかわれており、発電中は常に動き続けるため時間の経過によって品質が低下することは避けられません。

フィルターの目詰まり・・・パワコン本体から発せられる熱が排気口から外へ排出されなくなる

大雨や台風などの自然災害・・・本体に雨水が入り込み、内部の基盤がショートする

パワコンの故障は、太陽光発電できなくなったり、放置すると発火する恐れがあります。

異常に気付いたら早めに修理を依頼しましょう。

パワコンが故障するとどうなる

パワコンが故障すると、発電量が極端に減ります。

6月は好調だった太陽光発電。

7月14日ごろから発電量に変化が出始めます。

8月はまったく発電しなくなりました。

発電量が減るのであって、発電量がゼロになるわけではないので「今日は天気が悪かったのかな」とおもってしまいます。

快晴の日に発電量の低下が続くようであれば故障をうたがいましょう。

発見が遅れれば、その分修理も遅くなり損失額も大きくなります。

故障のタイミングによっては、メーカーに電話をかけてもすぐに見に来てくれません。

我が家は、メーカーに電話してから2週間程度かかりました。サービスマンの予定に空きがないとのことでした。

早めの行動をお勧めします。

実際のパワコンの寿命は短かかった

太陽光発電を設置して9年目で故障が発生しました。

メーカーを呼んで調べてもらった結果は全交換です。

購入時の10年保証の期間中なので無償で交換してもらえるのが幸いでした。

実費の場合、パワコンの購入時の価格が20万円。これに交換の工賃がかかると思うと恐ろしいです。

太陽光発電でもとを取ろうと思うなら、10年以上の保証がない場合は太陽光発電を購入するべきではない。

もしくは、修理代もシミュレーションにいれておくべきです。

よく考えれば、購入から3年目でパワコンの故障。このときは基盤の交換です。

この基盤の交換から考えると6年で再度故障。今回は全部交換するみたいです。

パワコンの一般的な寿命が10~15年といわれると、程遠い現実です。

有料(2万円程度)ですが購入時に15年の保証延長をしておいてよっかたと思います。

パワコンは今回の交換後にまだ壊れそうな気がします。

そして今、もっとも残念なのが交換部品を入手できる日程がわからないこと。

壊れたパワコンが廃盤&電気部品が入手困難(世界情勢の影響)などが理由です。

代替品があるなら変えてほしいというのが本音。

残念ですが、望みかなわず納入日の連絡を待つ日が続いています。

故障→連絡→修理完了

当初は修理がいつになるかも分からず不安でしたが、2か月で修理が完了しました。

電気部品が入手困難な時期に、このスピードで修理できたなら満足です。素早い対応に感謝します。

あとは部品交換後の早期故障がないことを願います。

太陽光発電の故障に気付いたら、メーカーへの連絡は早めに。

早めの行動が一番の損失回避になります