子供が成長するにつれ、沢山のものが必要になります。
保育園や幼稚園。小学校。中学校。高校。
大きな節目ごとに、必要なものがゴロッと変わります。
息子が小学生になり、想像していた以上に、ものが増えました。
ものが増えて困るのが、「どこに置く」という問題です。
制服から教科書やノート、ランドセルに絵の具や習字セット。鍵盤ハーモニカ、リコーダー。
小さいものはなんとかなるのですが、一番困ったのはランドセルです。
ランドセルって大きくて、縮まない・・・どう頑張ってもコンパクトにはなりません。
しかも、明日の授業の準備が完了したランドセルは・・・重いっ。
んっ・・・昔からこんなに重たかったっけ・・・?
こんなの毎日背負って・・・大変だな〜小学生は。
なんて思いながら、本気でランドセル置き場を考えることにしました。
悩んだ結果ですが、我が家のベストポジションは玄関になりました。
完成したのがこちら↓↓↓
備え付けの下駄箱の高さに合わせて、三段の棚を作りました。
窓やコンセントを塞がないように考えています。
シンプルですが、生活動線にあり、使いやすい棚の完成です。
ランドセル置き場を作る前に、考えたいこと
ランドセル置き場を作るにあたり、ポイントになったのは3点です。
- 子供の行動・動線
- 家族の行動・動線
- 家の雰囲気・見た目
ポイントを押さえておけば、後から「ランドセル置き場を作ったのに使わない」「使い勝手が悪い」「見た目がきになる」という問題を防げます。
子供の行動・動線
ランドセルの置き場を考えるうえで重要なのは、子供が使いやすいことです。
どんなによい棚を作っても、収納として使う本人が面倒くささを感じたら、ランドセルの定位置化はできません。
「毎日、ランドセルを簡単に置くことができる」この場所を見つけましょう。
我が家の場合は、
- 2階を子供部屋として使っていない為、生活は1階が中心
- 子供の荷物は全て1階にある
- 小学校から帰ると、まずは宿題・明日の準備→遊びに行く
こんな感じで、わかることを書き出しました。
自分ではなく、実際に毎日使う子供の、行動・導線をしっかり抑えておきます。
正直いうと、二階の子供部屋に棚を置けば、悩むこともないのです。
しかし、その場合、今の生活動線と合っていないので使われない棚となってしまいます。
利用者のことを、しっかり考えましょう。
家族の行動・動線
共有スペースに棚を設置するなら、家族全員が使いやすいものを設置したいと思いませんか?
親や兄弟の行動・導線も確認すると、良いヒントが見つかります。
自分たちの生活を振り返ってみましょう。
- ひと段落ついた時間に、ランドセルの中身(宿題と荷物)の確認をする
- 自分のカバンの置き場にも困っている(父の悩み)
- 娘の保育園のカバン置き場は定位置なし
- 娘も数年で小学生のため、ランドセルが必要(ランドセルが2つになる)
- 生活は一階が中心
せっかく棚を作るなら、みんなが使いやすいものを作るのがベストです。
1つのDIYで、多くの悩みが解決できるものを考えましょう。
家の雰囲気
便利さだけを求めるのは簡単ですが、家の雰囲気や使い勝手が悪くなるのは避けたいですよね。
「これだけは譲れない」というポイントを書き出すと、設置場所や棚の形を考えるヒントが出てきます。
- 1階(和室)に荷物が集中してるので、これ以上「ゴチャゴチャした見た目」は避けたい
- 収納の設置で、遊ぶスペースが狭くなるのは嫌だ
- リビングはスッキリさせたいので、棚を置きたくない
「リビングや和室(子供部屋となっている)を、これ以上ものに占領されたくない。」ここは譲れないポイントです。
ものが多すぎてゴチャゴチャしていると、来客時に片付けてもスッキリした見た目になりません。
できるだけものが少ない方が、スッキリして綺麗に見えます。
ランドセル置き場を作る
子供と家族の行動・動線、見た目の良さを考えた結果、設置場所は玄関の空いたスペースになりました。
ここは、家族みんなの動線でありながら、デッドスペースとなっていた場所です。
広さがありながら、特に使う用途もなく、それが当たり前になっていたのです。
玄関のランドセル置き場づくり
場所が決まれば、棚の形を考えます。
形を考えるうえで大切なのが、何を置くのか。
まずは、置くものをピックアップ。
ランドセル2つと、絵の具や習字セット。通勤用のリュック。
・・・?
そんなに置くものがない。
はっ・・・ついでに、冬場はアウターを置くことができたらいいな〜。
ということで、棚に置くものが決まりました。
置くものが決まれば、棚の形を決めます。
今回はスッキリした感じに仕上げたい事と、箱型にすると材料も多くなり費用がかかるので、ラブリコを使うことにしました。
まずは、ラブリコを使って柱を2本立てます。(SPF材 2×4)
小窓があるので、開閉時の邪魔にならないようにレイアウトを考えました。
左側は窓枠とちょっとだけ被ってしまいましたが、窓の開閉には問題ありません。
一番上の棚は、備え付けの靴箱の高さに揃えました。(SPF材 1×12)
棚の感覚は、ランドセルを余裕でおける幅に取り付けました。
置きやすさも重要です。
棚の下には、便利な移動式のボックスが入ります。
帽子や手袋、マフラーなど小物入れに使えます。
移動式のボックスの記事もあるのでよかったら読んで見てください。↓
今回の棚づくりでの失敗から、ラブリコを使用した棚づくりでの注意点があります。
棚を取り付けるブラケットは、棚用のブラケットを使用しましょう。
一段だけ、家に余っていたL時のブラケットを取り付けたのですが、かなり弱いです。
重たい荷物を乗せると曲がります。用途にあったブラケットを使いましょう。
下側の写真が棚用のブラケットです。上から下に力がかかっても耐えれるような構造になっています。力が入る方向に補強が入っているのです。
重たいランドセルを置いても、曲がることはありません。
1段目のブラケットは、購入し交換することにしました。
最後に「服をかけたい」ということで、ハンガーを引っ掛けるバーを取り付けました。
パイプ用のブラケットと丁度良い長さのバーを、ラッカースプレーで塗装しました。色は、ツヤなし黒色です。
スプレーなので、ハンガーと擦れると色がとれてしまいます。
服をかけた時に、奥側の壁と接触しないように取り付けて完成です。
残念ながら、コートなど長丈のものは掛けれません。
棚は簡単な作りなので、すごくスッキリした感じに見えて圧迫感はありません。
アクセントの壁紙も、しっかり見えていい感じです。
置き場として使える棚が三段あるので、家族の荷物を置いても余るぐらいのスペースを確保できました。
以外に役立つのが「ハンガー掛け」です。
冬場は家に帰ると、椅子やソファーにアウターを脱ぎっぱなしにしていました。
今では、帰宅後にハンガーかけてリビングに移動しています。
ランドセル置き場をDIYした結果
ランドセル置き場を作ってよかったことは、ものの定位置化ができたということです。
「置き場が決まっていない→好きな場所に置く→散乱する」という状態がなくなりました。
学校へ出発する前に、「あれがない」ということも防げます。
学校で必要な、ランドセル、絵の具・習字セット、リコーダーなど教科書以外は棚に置いているからです。
ランドセル以外の、自分たちのカバンやアウターも置く場所に困らなくなりました。
的確な場所に、使い勝手の良い棚が1つあれば、生活が少し楽になります。
よかったら参考にしてみて下さい。