年々ひどくなる庭。雑草の侵略が止まりません。
理想の庭を目指し、除草から始める事にしました。
庭には、おしゃれな枕木を設置したので、続いてグランドカバープランツを植えます。
枕木DIYを見逃した方はコチラ↓をご覧ください。
芝生の手入れでさえ面倒に感じる我が家。
植えた直後は手入れするのですが、時間が経つにつれおろそかになってしまいます。
手間がかからず、枯れにくい植物を見つけました。
グランドカバープランツとは
グランドカバー・・・地面に広がる緑のじゅうたんである。
地面を覆い隠すのが、グランドカバー。
その植物を、グランカバープランツ。
グランドカバープランツの凄さ!
- 地表に隙間なく生えることで、雑草の入り込む隙間を与えません
- 薬などを使わず、植物で植物(雑草)に勝つ方法です
- 地表の温度上昇を和らげる効果がある
- 美観のアップする、緑のじゅうたんです
広々した地面だけでなく、枕木やレンガのまわりを覆う様に成長し、緑に彩ってくれます。
花のさくグランドカバープランツを植栽すれば、四季を感じられる、かわいいお庭になります。
こころの癒しになること間違いなしです。
グランドカバーに『クラピアを植える』
グランドカバープランツには、多くの種類があります。
自分達の気に入る品種をみつけましょう。
我が家が『クラピアを選んだ理由』
我が家が選んだのは、クラピアK7というグランドカバープランツです。
- 雑草の侵入予防
- 四季を楽しめる多年生植物
- 手入れが楽で、繁殖スピードがはやい
この3つが選考理由です。
植物の枯れやすい我が家には、自分で強く育ってくれる植物でなければなりません。
そして雑草対策は絶対条件。背が高くならず広がる植物は理想的です。
メンテナンスの面でも、芝生ほど刈り込みをしなくてよいので楽です。
芝生の手入れは、目土やエアレーションにサッチングと地味に作業が多くて大変ですよね。
ということで、クラピアを6株買って植えてみることにしました。
クラピアの栽培環境
- 日当たり、好む場所
クラピアは日当たりと風通しがよく、水はけが良い場所を好みます。「なんとワガママな植物」と思ったでしょう。
クラピアは、ワガママなだけでなく我慢もしてくれます。
クラピア全品種は同等の耐寒性をもっています。冬の最低気温がマイナス10度を下回らない地域であれば生育可能です。
寒い冬を迎える地域での植栽は難しいです。越冬できない可能性があります。
クラピアが好む土地
- 水はけが良い
- やや乾燥している
クラピアの植え方〜DIY編〜
土作り
- 除草ついでに耕す
庭の地面が硬くなっているので、除草ついでに耕しました。
三角ホーで耕し、土から雑草を取り除きます。
雑草を手で一つ一つ抜くより、楽で、根っこから綺麗に取り除くことが出来ました。
- 肥料を混ぜる
耕した土に、市販の肥料を混ぜ合わせます。
しっかり混ぜ合わせたら、平らに整えました。
木材を使えば簡単に平らにできます。
木材を地面にそって動かすだけで、高いところが削れて、低いところに土が入ります。
植え方
植栽の目安=1平方メートルにポットを4つ
目安は目安です。
我が家の場合は、植える場所の形が正方形ではなく広さが分かりにくいのと、ポットが6つしかないので、等分で植える事にしました。
- 植える穴は、ポットより少し大きく掘ります。
- 深さは、苗が地面より少し低くなるぐらいに掘りました。
- 穴に、肥料をひとつまみいれ、薄っすら土をかけて苗を植えます。
- 周りの隙間に土を戻して、上からぎゅっと押さえて完了
クラピアの実際の成長は
クラピアを植えてすぐの状態です。
ここから冬までに「めちゃくちゃ広がる」と予想。
年内には「緑に生い茂るクラピアのじゅうたんができる」と想像を膨らませていました。
しかし、思ったほどの繁殖スピードはなく、自分の想像が行き過ぎていたことを痛感。
植え方が悪かったのかと、心配になりました。
植栽適期は4~9月
6月と7月が一番良い条件
しっかり根付くためには、気温15℃以上を20日以上継続する必要があります。
植え付けは8月。時期も悪くないはずです。
我が家のクラピアは、冬までに地面を覆い隠すほどには育ちませんでした。
同じ場所に植えたのに、しっかりと範囲を拡大する株と、元気がないのか範囲を少しだけ拡大する株と違いがありました。
土作りや、水はけなどが影響しているのかもしれません。
範囲を拡大する事は成功しましたが、隙間が多く地面が見える感じです。
そして、あっという間に冬が来て、枯れてしまったのです。
大丈夫なんかな?
「クラピアでもウチの庭では枯れてしまうのか!」
なんて、めちゃくちゃ不安になりました。
自分ではどうする事もできず、あたたかい季節になるのを待つしかありません。
そして、待つこと数ヶ月。
春になると、少しずつ緑の葉が見えてきたのです。
よかった。枯れてない!
クラピアを植えて一年。
追肥もおこない、今はこんな感じです。
やはり、水捌けの悪さや土作りが影響するのかもしれません。
「植物の育つ環境を作る」という準備は大事なんだと痛感しました。
2度目の夏を終えて
植栽から2度目の夏を終えたクラピアです。(10月)
枕木の間にも伸びはじめ、緑の絨毯が拡大中です。
クラピアの上を踏み歩くためなのか、刈り込むほどのモサモサした成長はありませんでした。
雑草はポツポツ生えましたが、数分で抜き終わりました。
株が成長してきたので密になり、他の植物が生える隙間がなくなってきたのでしょう。
クラピアの雑草対策効果は高いです。
そして、かわいい庭に変身中です。
クラピア|育てて分かったこと
理想と現実には、どうしても差ができてしまいます。
クラピアを植えて一年経過して、分かったことを紹介します。
冬場は枯れる
10月~3月は休眠期となり、冬枯れします。
冬場のクラピアは、緑や花が咲いたイメージとまったく違う、寂しい感じになります。
緑ではなく黒又は茶色っぽい庭になりす。
年中緑に囲まれたい方には合いませんので、植栽には注意が必要です。
クラピアは、植物の四季を感じたい方に向いています。
枯れたり、緑の葉がでたり、花を咲かせたり。季節の変化を楽しめます。
繁殖力と雑草対策
びっくりするほどの繁殖力ではありませんでした。
しっかりと土を作り、肥料などもメーカーの推奨通り行えば、爆発的な繁殖力になるのでしょう。
いい意味でとらえれば、刈り込む手間がなく、範囲はしっかり拡大中しているので優秀です。
水はけも日当たりも悪い我が家でも、枯れる事なく範囲を拡大しているので、繁殖力は確かに強いです。
クラピアの繁殖範囲は、雑草対策にもなっています。
雑草が目立ちません。
今のところ、他の植物よりクラピアが勝っています。
ただし、みっちり生えているわけではないので、隙間の所々に雑草を発見しました。
雑草を抜く量は、数本ですみました。めちゃくちゃ改善されました。
3度目の春を迎えた気づき
クラピアが冬場は枯れます。葉がなくなり土がみえます。
春になるとクラピアに緑が生い茂るのですが、クラピアより先に雑草が生えます。
完全に雑草を防ぐことはできないようです。
育てやすさ
クラピアは育てやすいです。
自慢ではないですが、我が家は芝や花、野菜などかなり枯れました。
そんな環境でも、クラピアは元気に繁殖中です。
枕木の間にも、緑のじゅうたんを広げてくれています。
特に手入れもなく、踏んだり、自転車で通過したりしても、しっかり育っています。
ただ、本来なら年に1〜2回の刈り込みが必要のようですが、刈るほど育っていません。
これから追肥して、刈れるだけの高さに育てていきます。
多年草の一年目なので、これからが楽しみです。
グランドカバーにはクラピア|植えてよかった
クラピアを植えて3年が経ちましたが、植えてよかったです。
水はけも日当たりも悪いという環境で、枯れることなく育ちます。
春になると花を咲かせてくれるので、かわいい庭になります。
少しずつですが、範囲も拡大中。繁殖力もあります。
クラピアは、育てるのが楽で雑草対策という目的も果たしてくれます。
私のような、芝の手入れですら面倒に感じてしまう方におすすめです。
ただし、冬場は枯れるので寂しい感じになることを忘れないでください。
枯れた間に、雑草が攻めてくることも忘れないでください。
繁殖力もあり踏まれても負けないのがクラピアですが、冬から春にかけては弱いので少しだけ雑草を抜いたり手入れをしましょう。
四季を感じられ、育てやすいクラピア。グランドカバーに最適だとおもいます。