「10月から、〇〇職場に移動だ」
職場が移動になって2ヶ月。
イライラする毎日。つねに悶々としていた。
そんな時に行った、ストレスチェック。
結果はC判定。
自分でも画面を、二度見した。
それから一年経ちました、
まったく、何もかわりません。
コレが現実。
ストレスチェックとは
自分のストレスが、どの様な状態にあるのかチェックする簡単な検査のことです。
労働者のメンタルの不調(うつなど)を、未然または早期に防止することができます。
2015年12月から、労働者数が50人以上の事業場ではストレスチェックを年に一回実施することが義務化されました。
検査内容は、会社により様々のようです。
私の勤める会社では、質問が110項目あり4択で回答しました。
回答が終わると、その場で結果がでます。
結果から、今の状態に合わせたアドバイスも表示されます。
よく「どうやったら悪くなるんや」と言うのを聞きます。狙って悪い判定にするのは難しいのかも知れません。
ストレスチェックでC判定後の進み方(私の経験)
ストレスチェックで高ストレスが分かった後、どうすればいいのか不安になります。
実際の体験を流れに沿って紹介します。参考にしてください。
ストレスチェック後の流れ
ステップ① 産業医面接受けますか はい/いいえ
高ストレス判定になると、会社側から「産業医面接を受けますか」という用紙を受けとります。
内容は「はい/いいえ」の、どちらかにチェックを入れて送り返すだけです。
「はい」 にして提出すると後日、産業医との面接が行われます。
「いいえ」にすると、そこで終了です。何もありません。
この用紙は、封筒に入った状態で、個人に届きました。
周りに気づかれることはありません。
ステップ② 産業医面接に行く
産業医面接を簡単に言うと、お悩み相談をしてくれます。
溜まっているものを聞いてくれました。
第三者機関なので、周りを気にせず何でも話せます。
産業医は、相談者の悩みを聞いた後、会社に面接の報告書を送ります。
気になった事を聞いてみた
・相談した内容から、社内を動かす事ができるのか?
答えはNO。「私達には、会社を動かし対応してもらう力はありません。」といわれました。
・残業に規制を掛けれるのですか?
答えはYES。面接の結果、残業禁止や休業要請などの措置を行える。
長時間労働や体調不良で悩んでいる場合などは、時間規制や残業禁止・休業で少しは楽になるかもしれません。
私の場合は、仕事内容や上司への不信感なのでまったく解決に至らず。
面接は、「ストレスの原因は人間関係と記入して会社に送ります」と締めて終了しました。
会話の内容から、仕事内容については記載していないと判断しました。
面接は、産業医に悩みを相談する場です。
それだけの事ですが、不思議と話すだけでスッキリします。
親身に聞いてもらえる事で、少し気持ちが楽になった気がします。ストレスの発散にはなると感じました。
ステップ③ 産業医からの報告書をもとに、課長面談
産業医からの報告書が、会社に届きます。
その後、報告書をもとに、部長もしくは課長との面談が行われます。
この面談が重要ですが、話す相手により、対応の違いが大きいと実感しました。
経験者から聞いた話では個室を使い、2人きりで話をしたと言われました。
しかし、私は作業場で周りに人がいるなか、普段と変わらない口調での話しでした。
その時は、この話が産業医面接に対する課長(会社)からの対応と気づきもしませんでした。
普段話さない課長が「何や急にっ」て感じです。
最初に「産業医面接の報告書を見て・・・」ぐらいないと、わかりません。
そして、コレを最後に、ストレスチェックのケアは終了しました。
残念というしかありません。
「えっ終わり」ってなりますよね。現実は、こんなものです。
ストレスチェックを実施していれば、その後の運営は企業まかせです。
企業としては、ストレスチェックの実施を、労働基準監督署へ報告することが大事なのです。
企業によって対応は違うと思うので、一概には言えません。
しかし、本気で悩む人にとって、ストレスチェックは、まだまだ助けになるものではないように感じます。
ストレスチェックの結果
何も変わりません。
産業医に話すことで、一時的なストレス発散になるかもしれません。
しかし、何も変わらない現実に戻るとストレスは蓄積されます。
ストレスチェックの後に、「ストレッサー上司」について書いた記事があります。よかったら参考にしてください。考え方で、少し気が楽になると思います。
ストレスチェックを通して感じる事
ストレスチェックや産業医に話をしても、何もかわりません。
産業医と話をする事で、楽になることはあります。
休日出勤や残業を、減らす事ができます。
時間や体調の面での問題は、解決できるかもしれません。
しかし、人間関係や仕事内容の悩みは変えることができません。
産業医は、企業の人事や仕事内容には、指示を出すことができないからです。
結論は「自分を守るのは、自分しかいない」ということ。
訴える事もできる。転職もできる。起業もできる。休むこともできる。
まずは、悪い状態から逃げましょう。
自分の道は、自分でつくるしかありません。
自分を大事に。生きてれば道はある。
一度きりの人生、楽しみましょう。自分らしく生きましょう。