「投資って何?」
という私が、投資を始めて4年が経過しました。
何もわからなかったので、「資産運用」というものを知ってから少しずつ調べました。
株式・社債・不動産・国債・コモディティ(金・銀・プラチナ・ビットコイン・その他)など、多くの投資対象があります。
その中で、資産運用に選んだのは、株式投資(NISA含め)です。
資産運用を始めた当初からの目標
「お金を働かせて、お金を増やす」は
達成できていないのが現状です。
ただし、経験値は上がってきていると感じています。
株式投資4年間の運用結果
株式投資を始めて4年目の運用結果を発表します。
幾度となく売買をおこなった事と、追加投資を繰り返すうちに元金が分からなくなったので、口座開設時からの株式取引報告書の見直し計算をしました。
配当や売買による損益を全部含めての計算です。
4年間の株式投資での損益は
なんとー70万円(損益確定分)です。
めちゃくちゃ減りました。
悲しいですが、お金の知識を得るための勉強代と考えています。
「簡単にはいかないな」というのが素直な気持ちです。
株式投資での失敗談
4年間の株式投資を経験して分かったことがあります。
株式投資は難しいということ。
そして、損失を出す1番の原因は「自分の考えの無さ」です。
ただ闇雲に株式の売買をしていても、利益に繋がりませんでした。
そして、短い投資生活で「〇〇ショック」という、数少ない株価の下落局面を経験しました。
コロナショックを経験
今尚続く、コロナウイルスの脅威。
コロナウイルスが世界に広まり始めた当初、株価の値動きにはパニックしかありませんでした。
「狼狽売りとはこう言うことか」と実感しました。
2019年末に中国武漢で発生した新型コロナウイルスが想定外の早さで感染拡大し、2020年3月にWHOが「パンデミック(世界的大流行)」と宣言しました。
感染が世界各国に急拡大すると、感染拡大の対策として主要都市のロックダウンが次々に始まりました。
実体経済の悪化を織り込むように、株式などのリスク資産は大きく下落したのです。
私はといえば、急な株価の下落・下落のスピードが早いということもあり、売ったほうが良いか考えるうちにグングンと下落する株価を眺める事しかできませんでした。
あっという間に購入価格の半分になった銘柄もあり、口座の評価損益を見るたびに愕然しました。
当時の評価損益は、-100万円を超えていました。
この下落局面で少しだけ損切りした確定分が-40万円程度です。
評価損益分を加えると、資産は-200万円近くになりました。
1ヶ月程度で起きた出来事です。
株価の上昇には時間がかかりますが、下落はあっという間でした。
損切りとは
損失を抱えた状態で保有している株式などの金融資産を売却して、損失を確定させること。
さらに株価が下落して損失額が拡大する可能性があるため、それ以上損失が膨らまないようにすることができる。
うまい話に飛びつく
資産を大きく減らした私は、さらに資産を減らす行動を取ります。
この時、負の連鎖を経験しました。
コロナショックで急落した株価は、底打ちすると上昇を始めたのです。
私はこの時期に、深く考えず「うまい話」に飛びつくようになっていました。
当時の私はこんな感じでした。
資産が大きなマイナスになり、家族への申し訳ない気持ちが発生
→「早く利益を出したい」と焦る。
日経平均が上昇する中でも、購入している株の評価損益が全く回復しない
→自分の銘柄選定に自信がなくなる。
このような状態で行動していた私の資産は、さらにマイナスへ向かうのです。
負の連鎖に入ってしまった行動を紹介します。
こちらが、当時の私の行動です。
- 掲示板やSNSの情報を読みあさる
- 発信された情報に「今買うしかない」と感情的に株式を購入
- 購入後に株価が少し上昇
- まだ上昇すると期待して待つが、下落を始める
- マイナス額を増やしたくないと、損切りをしない
- 「少し上げたと思えば、大きく下落する」を繰り返し、数万円のマイナスで損切り
このパターンを数銘柄にわたり繰り返し、マイナス額を増やしていきました。
この時の心境は、こんな感じでした。
ステップ1 購入後に少し株価が上昇して、数千〜数万円の利益が出る
→まだ上がる。こんな額じゃ満足できない。利益確定はまだ早い。
ステップ2 株価が上昇から下落に転じる
→まだ利益が出ている。また反発する。とりあえずは様子を見よう。
ステップ3 株価が購入額よりマイナスになる
→もう少しで反発する。絶対またプラスになる。まだ売れない。
ステップ4 株価が下がり続け、数万円のマイナスになる
→騙された・・・慌てて損切り。くそっ。
次こそはと思いながら「うまい話」に飛びついた結果、
確定額が-70万円になっていたのです。
コロナショック当初の損切り分→-40万円
資産の大幅減額により、うまい話に飛びついた分→-30万円
利益を出そうと行動しましたが、逆に大きく資産を減らすことになりました。
この時に学んだこと。
気持ちの焦りは、株価の大暴落に関係なく資産を減らす。
自分を見失い他人に流されていると、毎度の取引が暴落になる可能性もあります。
早めに気付けば良いのですが、負のスパイラルに入ると、他の方法を考えられなくなっていました。
「最大の敵は自分自身の弱さ」だと痛感できたことは、良い経験になりました。
4年間の株式投資のまとめ
投資を始めて4年が経過しました。
投資を始めた時期が良いのか悪いのか、内容の濃い時間を過ごしました。
「投資ってなに?」という状態だった頃を思えば、少しは成長したなと感じています。
結果はついてきませんが・・・
大きな出来事と言えば、コロナショックです。
歴史的に見る大暴落は
- 1929年 ウォール街大暴落
- 1987年 ブラックマンデー
- 2008年 リーマン・ショック
- 2020年 コロナショック
数少ない市場の大暴落を経験できたことは大きな財産です。
失敗談ばかりの記事になりましたが、成功している部分もあります。
それはNISA口座で購入した、アフターコロナ銘柄です。
失敗を繰り返した後に、損切りして目減りした資金に加えて、貯金から追加投資したのです。
株価の上昇が遅れていたアフターコロナ銘柄を、自分なりに厳選し購入しました。
NISA口座の結果はコチラの記事をご覧下さい。
NISA口座は現在も保有中で、長期間で運用する予定です。
減ったり増えたりを繰り返していますが、プラスの状態を維持しています。
私の精神的な支えになっています。
最後に、この4年で勉強になった事を書きます。
自分に合わない投資方法・情報発信者はすぐにきる!
これです。
成功と失敗を経験して、不要なものは切り捨てましょう。
すると、自分に合う投資方法がだんだん見えて来ます。
自分の考えを持ちつつ、新しい情報を取り入れる。
失敗を繰り返すと、信用できる情報発信者も分かるようになります。
投資は経験値が必要になります。
机に向かって英語を勉強しても英会話ができないように、
机に向かって投資を勉強しても投資で成功することはないでしょう。
投資を始めようと考えているのなら、少額で市場を体験し、自分の精神的な面を知り、経験を積むことをお勧めします。
最初に申し上げたように、株式投資は簡単にはいきません。
投資は自己責任です。
誰も助けてくれません。
誰も救済してくれません。
だからこそ、自分の納得いく投資方法を見つけましょう。