「貯蓄から投資へ」
預貯金へ偏る日本の個人金融資産。
このお金を投資に振り向け、経済の活性化を目指すのが「資産所得倍増プラン」。
んっ倍増?投資をすればお金が増えるのか?
私が、投資を始めたのが2018年。
投資しているのは日本の株式投資。
4年間で資産は減ってるんですが・・・。
こんな言葉を聞いたことがありませんか。
「個人投資家の9割が株で負けている。」
これまでの人生で金融教育など受けていない人が、急に投資を始めて10割の人が勝てるのか?
謎です。
まずは、金融リテラシーを身につけよう。
金融教育あっての資産形成

2022年度から高校の授業で、株式や債券・投資信託などの金融商品や資産整形について教育がスタート。
世の中の流れとして、定年制度の崩壊や、成人年齢が18歳になりました。
ある程度の「お金の知識」がなければ、長期にわたってお金に悩まされたり、お金がらみのトラブルに巻き込まれる可能性が高まったのは確かです。
言葉巧みに勧誘や入会、はたまた上手い話に騙される。
学生時代に多額の借金をして、親には言えないなんて事もありえる。
必要になるのは、「んっ。これは何かおかしい?」と気付ける正しい金融知識を身につけること。
親としては、子供にお金の基礎知識ぐらい教えたい。
すぐには無理だが、徐々に経験と知識を身につけましょう。
金融リテラシーを手に入れる
社会の中で、安定した生活を送るためには、お金に関する正しい知識や適切な判断力を持つことが不可欠です。
金融庁が「最低限身につけるべき金融リテラシー」として4つの分野をあげています。
- 家計管理:「収入>支出」を適切に管理し、習慣づけること。
- 生活設計:ライフプランを明確にし、プランを実行するためにどのくらいお金が必要か想定できるようにする。資金確保の必要性を理解する。
- 金融と経済の基礎知識&金融商品を選ぶスキル:為替や金利、インフレ・デフレ、金融取引の基本知識、資産形成商品の効果とリスク、ローンやクレジットのデメリットの理解などの知識
- 外部の知見の適切な活用:金融商品を利用するとき、外部のアドバイスをもとに自分で理解・判断できる
2022年4月より高校の家庭科で、投資信託を含む基本的な金融商品の特徴や資産形成についての授業が始まりました。
一方で社会人の方は、自分から学ぼうとしないと得られない知識です。
どちらの場合も、金融リテラシーは机上の勉強だけでは理解するのが難しいです。
本や動画で見たり聞いたりしたって、「教育と実践とのギャップは実際に体験しないと感じることができない」と断言できます。
英語を見聞きしても喋れないように、資産運用も実践してみないと使えるようになりません。
資産を運用を経験して分かったこと
- 何を信じて投資をすれば良いのかわからない
- 資産がプラスやマイナスになった時に、どう対処するかわからない
- 資産がマイナスになった時の気持ちの焦りは、考えていた以上に自分を狂わせる
実践の場合は、本や動画を見聞きするのと違って「感情」が入ります。
感情に流されないためには、経験値や自分の考えを持つことが大切。
このことに気づいたのは、資産運用を経験したから。
自分の考えを持つには、勉強は必要だし、経験も必要になる。
失敗はつきもの。失敗しながら人間は成長する。。
金融リテラシーを学びながら資産運用の経験をすると、インプットからアウトプットとなり早く知識が身につきます。
少額でもお金の動きを見ながら自分の行動や心情を分析することが、今後にいきてきます。
性格的な向き不向きがあるので、自分にあった商品を探して見ましょう。
金融リテラシーを学ぶメリット
- 金融トラブルの被害にあいにくくなる
- 資産形成ができる
日本ではお金の話はタブー視されがちです。
せめて家庭の中では、日頃からお金について気軽に相談できる。
金融の知識を身につけられる。
そんな環境を作っていきたいと思います。
資産形成
現在は、超高齢化により退職後の取り崩し期が長くなっています。
簡単に言うと長生きすればするほど「収入<支出」の期間が長く続くということ。
当然ですが足りないお金は、貯金を取り崩して生活するしかありません。
給料は上がらない。定期貯金に預けても金利は無いに等しい。
そこで、元本が確保されていない資産「株式や投資信託」の購入が必要になってくるのです。
元本がマイナスになるリスクと引き換えに、福利効果を利用できます。
複利・・・投資を中長期に行って行くことで、投資資金を運用して得られた利益がさらに運用されて増えていくこと。
複利効果・・・投資機関と複利の効果には関係があり、投資期間が長いほど複利の効果も大きくなる傾向がある。また、長期で投資することで、価格変動リスクが小さくなり安定した収益が期待できる。
実践から学ぶ〜投資情報には魔法の言葉がある〜

世の中は、何処の誰だか分からない人が発信している情報で溢れている。
- テレビで取り上げられた銘柄
- SNSでフォロワー数の多い人が発信している情報
もしかして、この銘柄いいのでは。遅れをとるな。今買うしかない。
と、信じてしまいます。
しかし、注意したいのがこの言葉である。
そう。投資の情報には魔法の言葉があるのです。
「投資は自己責任」でお願いします
「みなさん、投資は自己責任です。」
「投資は自己責任でお願いします。」
要するに投資の世界では、利益がでようが、損益がでようが自己責任です。
世の中に出回っている情報から、何を信じ選択するかは経験を積まないとわかりません。
投資詐欺のニュースを見かけますが、間違った情報へ投資した結果だと思います。
私もよく、SNSの情報に飛びついてきました。そして、お金を減らしてきました。
100万円近くです(涙)。
株式投資は自己責任の原則
株式投資はさまざまなリスクを認めた上で、自分自身の判断と責任に基づいて行わなければなりません。
「政府が進めるから」と、軽い気持ちで投資を始めると痛い目に合います。
今後「貯蓄から投資へ」という流れができたとしましょう。
その後に、損益を抱える人が増えはじめた。
ここで出るのがこの言葉。
「投資は自己責任です。」
誰も助けてくれません。
全て己の選択ミスなのです。
「個別銘柄を推奨するものではありません。」という防衛線
ニュースでよく聞く言葉です。
「個別銘柄を推奨するものではありません。」
ニュースや雑誌にSNS。発信者はこの一言を言っておけば、自分の発信が損益の原因では無いという一線を引くことができます。
個別銘柄の話を聞いて、どう感じ、どう動くかは十人十色。
株を始めたての頃は、テレビの発信や「この人信用できそう」と思った人の発信を信じていました。
情報を信じた時の流れ
- 発信情報を信じて買った株。最初は少し株価を上げる。
- 「よっしゃー。信じてよかった。」と浮かれる。
- 数日後に株価が下がり、買値に戻ったかと思ったら、そこからマイナスに。
- 日に日に株価が下がり続け、どうしたら良いか分からなくなる。
- マイナス額が拡大し、売るに売れなくなる。
「クソーダメだー。」と思っても、誰も助けてくれません。
「個別銘柄を推奨はしていません。投資は自己責任です。」
冷たいようですが、発信を仕事とする人がいて、それを聞くお客さんがいる。
商売。
ただ。それだけのこと。
投資=お金は増えません。金融リテラシーを学ぼう|まとめ

ずっと知ってはいたのに、手を出すことのなかった世界が投資です。
今まで金融の教育を受けなかったことと、お金の話はタブーという環境が食わず嫌いのような考えをつくっていました。
実際に投資を始めても、右も左もわからず苦労しています。
甘い世界では無いと断言します。
甘い世界なら、世の中に貧困や格差なんか生まれません。
何度も言いますが知識は必要です。
何を信じ、決断するか。失敗をどこまで許容し、リカバリーできるか。
今まで習うことがなかったと諦めずに、今から金融リテラシーを学びましょう。
勉強を簡単に始めるならば、こちらの本を紹介します。↓↓↓
元ニューヨークのヘッジファンドに従事するなど、10年以上にわたり金融の世界を経験した「高橋ダン」さんです。

よかったら参考にしてください。
急がずに少しずつでも経験と学びを積み重ねましょう。
自分から学ばなければ何もかわりませんから!!